名優ジャン・レノさんの小説『エマ』|フランスからオマーンへ、普通の療法士がスパイになるハラハラ展開
ジャン・レノさんの小説「エマ」読みました。
映画みたいな展開の小説なので映像が浮かび、読みやすかったです。
「フランスでマッサージ療法士をしている普通の女性エマが、中東オマーンの権力者タリクに気に入られ、現地の高級リラクゼーション施設の指導員として破格の待遇で雇われる。タリクとのロマンスも束の間、フランスの情報機関からタリクを探るよう命じられ、エマはスパイとして国際問題に巻き込まれていく。ロマンス、アクション、ミステリー、そして交通事故で負った心の傷との葛藤。さらにマッサージ療法士としての能力には少しだけファンタジー要素も入っていて、今時っぽい内容です。」
エマの地元であるフランスのブルターニュと中東・オマーン、どちらも好きな国(地域)なので、本の中で語られる景観に旅をした気分になり、そのあたりも私は本の中に浸れて良かったです。エマの仕事であるマッサージ療法士は海洋や海藻を用いた自然療法で、私はあまり馴染みがないので珍しく、「どれどれ」と読み進めていき、オマーンの権力者に召喚されるほどすごい療法なのかと思っていたら、スパイに巻き込まれていったので驚きました。中東に行ったあたりから登場人物が増えるので、全部は覚えきれません。スパイと聞いて、作者のジャン・レノさんから『レオン』とかの、殺し屋系の話になるのかな?と思いましたが、そこまでハードボイルドな展開ではないです。けれど、普通の女性がスパイになるので、ハラハラはしました。最後の方で突然エマが自分の髪の毛を切ってしまうところは西欧人っぽいなあと思いました。西欧人は普通かもしれませんけど、突然の行動や癖(へき)などが結構びっくりします。西欧の映画ではよくありますね。
ジャン・レノさんの映画は多数見ておりますが、好きな映画は『シェフ! 〜三ツ星レストランの舞台裏〜』です。登場人物がすごいフランス人っぽくて好きです。

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