「思い出の松竹銀幕セレクション in 新橋演舞場」

「思い出の松竹銀幕セレクション in 新橋演舞場」

古い時代の歌舞伎の映像を、当時ご活躍の映画監督たちが
撮影した映画が一挙公開という、貴重な作品を見に行ってきました。
この日は以下の歌舞伎が上映されました。

・九世市川團十郎、五世尾上菊五郎による
『新歌舞伎十八番之内 紅葉狩』(1899年撮影・1950年制作)
・七世尾上梅幸による『汐汲』(1962年制作)
・七世松本幸四郎、六世尾上菊五郎、十五世市村羽左衛門の顔合わせによる
『歌舞伎十八番の内 勧進帳』(1943年撮影・1949年制作)
・六世尾上菊五郎による
『菊五郎の鏡獅子』(1935、1936年撮影)

スタッフロールに、「鏡獅子」は小津安二郎監督、「勧進帳」はマキノ正博監督の名が見え、
時代劇好きにとってマキノ監督が関わっていた点は萌えどころでした。

上映された歌舞伎映画はいずれも、
演劇・映画の専門図書館である松竹大谷図書館所蔵のフィルムです。
新橋演舞場での公開と同時に、松竹大谷図書館でも特別展示が行われています。

「思い出の松竹銀幕セレクション in 新橋演舞場」について

松竹創業130周年、新橋演舞場100周年を記念したイベントです。
2025年4月5日(土)~17日(木)まで
新橋演舞場で、昼の部・夜の部合わせて
一日中歌舞伎映画や松竹映画が日替わりで上映されています。

私が見た日は歌舞伎の日でしたので、終日歌舞伎映画が並び
貴重な映像にひたすら感激しておりました。

歌舞伎は演者が変わるだけでも見え方などが全く変わります。
今の歌舞伎役者の皆様方もすごいですが、
昔の歌舞伎役者様たちも素晴らしかったです。

歌舞伎は姿形や音楽も特徴的ですが、
映像が白黒だったせいか、なんとなく江戸時代の歌舞伎が生まれた当時
にまでタイムスリップして見てきたような感覚を持ちました。

江戸時代が白黒の世界だったわけではないのですが、白黒映像は昔の時代を
象徴するものでもあるので、そうした印象を持ったという個人的なお話です。

歌舞伎の日以外の上映は、
歌舞伎映画+松竹映画の組み合わせが多いです。
普通の映画もこれまでに見たことのある作品が並んでいるのですが、
「これ全部松竹さんの映画だったのか」と今更気がつく作品もありました。
2013年公開の「船を編む」は好きな作品ですが、松竹さんだったのですね。

現代映画にうとすぎなのは無礼でした。

1951年公開の日本映画初カラー作品「カルメン故郷へ帰る」は
相当好きで何度も見ており、また藤原紀香さんの舞台を見に行きましたので、
松竹さんの作品であることは知っていました。

他には「男はつらいよ」シリーズや「幸福の黄色いハンカチ」、「八つ墓村」
アニメでは「けいおん」や「ヴァイオレットエヴァーガーデン」が
上映作品に入っております。

もしまたこのイベントの第二弾があれば、
歌舞伎映画はもちろん見たいですが、
「必殺仕事人」シリーズの上映を希望したいです。

「思い出の松竹銀幕セレクション in 新橋演舞場」
「松竹大谷図書館所蔵 歌舞伎映画一挙上映記念 特別展示『大谷竹次郎が遺した歌舞伎映画』&資料紹介『祝 20 周年!シネマ歌舞伎』」イベント情報

新橋演舞場、松竹大谷図書館はいずれも東京は東銀座駅周辺です。
松竹大谷図書館の展示は無料です。

「思い出の松竹銀幕セレクション in 新橋演舞場」 
https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/202504_enbujo/

特別展示「大谷竹次郎が遺した歌舞伎映画」&資料紹介「祝20周年!シネマ歌舞伎」
https://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/news/tenji_20250401/

下記は歌舞伎映画の紹介が多数掲載されています。

「松竹大谷図書館所蔵 歌舞伎映画一挙上映記念 特別展示『大谷竹次郎が遺した歌舞伎映画』&資料紹介『祝 20 周年!シネマ歌舞伎』」
https://enterminal.jp/2025/03/shochiku-otani-toshokan202504/

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松元美智子 1996年少女漫画雑誌「ちゃお」デビュー/漫画家/イラストレーター/3DCGゲームアニメーター/書籍執筆/投資家/Python/UE5/最新刊「少女マンガの作り方」/Web「松元美智子クリエイティブブログ♡公式」で過去の漫画や制作に役立つ情報毎日投稿中/法政大学経済学部経済学科通信教育部生/メンタル心理カウンセラー

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