1952年時代劇映画「魔像」阪東妻三郎さんの細かな芸にキュン♡
漫画に描かれているのは
姿を消した喬之介(阪東妻三郎さん)と妻・園絵が久々に対面する
シーンなのですけど、
園絵が「お会いしたかった」と言って喬之介の胸にもたれかかる時、
阪東さんがスッと右胸を出して園絵を受け止めるという仕草があり、
見ていた私は本能的にキュン♡としてしまいました。
阪東さん、この時大人ですし、歌舞伎的な仕草で
慣れている動作なのかもしれませんが、
抱きつく女性を胸で受け止めるという仕草は初めて見ましたので新鮮でしたし、
こんな細かな仕草(芸)がサッとできてしまうのもさすがだなと思いました。
しかし時代劇だからこそハマった仕草で、
現代ドラマでこの仕草をやったら、ちょっと歌舞伎っぽく見えてしまうかもしれませんけど、
一流の役者さんは映画の内容以外にもこうした細かな芸で
ハッとさせてくれて楽しませてくれるので目が離せません。
ただ、私の絵が幼いばかりに阪東さんの良さが発揮できていないのが悔やまれます。

1952年時代劇映画「魔像」主演 阪東妻三郎さんについて
お話は、千代田城御蔵番を勤める神尾喬之助(阪東妻三郎さん)が
組与頭の戸部近江介に日々陰湿な嫌がらせを受けておりました。
戸部は、立場を利用して私服をこやしていたことを清廉潔白な喬之助に咎められたことや、
思いを寄せていた園絵が喬之助の妻となったことへの逆恨みや嫉妬が理由で
嫌がらせをしていましたが、ある日、堪忍袋の緒が切れた喬之助は戸部を斬ってしまいます。
逃亡する喬之助は、通称喧嘩屋夫婦、茨右近(阪東妻三郎さん)とお紘(山田五十鈴さん)の
家にかくまわれ、
茨右近と喬之助は戸部以外にも不正を働いていた御蔵番一味十七名に天誅を企て実行します。
最後は南町奉行・大岡忠相の名捌きにより一件落着という「大岡政談」ものであります。
一人二役を演じる阪東妻三郎さんも見どころです。
全く違うタイプの二人を演じているのですが、
表情や仕草、台詞回しなどが全然違い、ただただ阪東さんの芸の高さに
圧倒される一作でもあります。
阪東妻三郎さんクラスにもなると、役者さんの細かな芸を見る・探す楽しみもあり、
普通に映画やドラマを鑑賞するよりも楽しさが倍増しますのでおすすめです。
1952年時代劇映画「魔像」主演 阪東妻三郎さんの視聴方法
現在、「右門捕物帖 地獄の風車」は、東映オンデマンドやAmazonプライムで視聴可能です。
単品購入やサブスクリプションで楽しむことができます。
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