1970年TV時代劇「大岡越前第1部」に見る加藤剛さんのおさばきは丁寧で怖かった
北町と南町奉行のおさばきは、どちらかというと
ヤクザな性分で怒声を響かせる北町の方が怖い印象があります。
しかし、南町奉行・大岡忠相を演じる加藤剛さんの場合、
優しく丁寧な印象を与えながらも、
怒りを抑えつつ、はっきりとした言葉でバッサリ言うので怖いです。
北町奉行とはまた違った怖さですが、
加藤剛さんは私の中で「怖いお奉行」上位に入りました。
さすが、将軍を捕まえた人物です。

加藤剛さん主演の「大岡越前」、第1部は初めての視聴ですが、
他の部は結構見ています。
これまで加藤剛さんのおさばきを怖いと感じたことはなかったので、
後半の部では時代に合わせて、
そこまで怖くなくなっていたのかもしれません。
ちなみに、第1部の放送は1970年です。
ドラマの中では、加藤剛さんのおさばき以外にも、
登場人物たちが結構ものをはっきり言うのが印象的でした。
特に、大岡忠相の親友・榊原伊織はズバズバ言います。
「そこまで言うの?」ということまでセリフで言うのですが、
当時はこれが普通だったのでしょう。
今の時代から見ると、「怖いな」と感じる言い方もあると思います。
念のために言っておきますが、
「大岡越前」のドラマの中で、キャラがみんな四六時中
ズバズバものを言っているわけではありません。
悪い奴らに対してははっきり言いますが、普段はそうではないです。
ただ、忠相と伊織の会話はズバズバしています。笑。
この時の忠相のおさばき内容の真相
殺◯をした直参旗本がいるのですけど、(他にも強盗、火付けもしている。)
直参旗本で強い立場にいる犯人は、刑罰はなく見逃されるだろうという感じで
軽く見ていました。
しかし、時は大岡忠相が南町奉行へ就任した後です。
将軍さえも逮捕した忠相は
相手が直参旗本だろうが、悪いことをした者は
責任を取らなければいけないと思っているので、
はっきりと「ハラキリ」を伝えました。
言われた方の犯人は忠相の行為が無礼であると騒ぎますが
取り押さえられて切腹に至ります。
しかし、事件が事件なので、犯人の家はこのままではお家断絶となります。
そこで忠相は、犯人が切腹するなら、
お家断絶にはさせないようにすると約束します。
お目付けへ届け出て交渉するために必要となる遺書を書かせ、
それを持ってお目付けたちに会いに行きます。
と言う内容です。
1970年TV時代劇「大岡越前第1部」の視聴方法
現在はDVD-BOXのみで視聴可能です。
◾️1970年TV時代劇「大岡越前第1部」DVDBOX TBS
https://shopping.tbs.co.jp/tbs/product/P0019337?srsltid=AfmBOoqjfU1Je1OzLmUf8xKPp6IPz7eiunCQf7y6yJt2pHDRFagx3lnE
◾️大岡越前 第1部 – 映像制作 | 株式会社C.A.L(シー・エー・エル)
https://www.cal-net.co.jp/picture-produce/drama/oooka/index.html