時代劇言葉の使われ方「暫時(ざんじ)」
「暫時(ざんじ)」の意味
• しばらくの間
• 少しの間
• 短い間
「暫時(ざんじ)」の使われ方
1941年の時代劇映画「剣光桜吹雪」において、
嵐寛寿郎さんが演じる青年・松平外記(げき)が、
皆の前から一時的に席を外す場面で使用された言葉です。
「では、暫時。」

「時代劇言葉の使われ方」について
時代劇好きのブログ管理人が、古い時代劇作品で使われていた言葉を、
実際に登場する映画やドラマの中から紹介しています。
現代ではあまり使われなくなった言葉でも、その意味や使い方がわかれば、
日常生活の中で語彙力を高めたり、言葉遊びとして楽しむことができます。
時代劇を通じて、こうした古い言葉を取り入れてみるのも面白い試みです。
さらに紹介した言葉の作品内容も楽しめるブログです。
1941年映画 嵐寛寿郎さん主演「剣光桜吹雪」あらすじ
陰謀が渦巻く江戸城。田沼主殿頭(たぬまとのものかみ)父子が、
老中の地位を悪用して悪政をふるっていました。
悪人たちは若君の養育係を利用して次代将軍を骨抜きにしようと画策。
しかし、その野望を阻止しようと松平越中守定信(まつだいらえっちゅうのかみさだのぶ)は、
青年・松平外記(まつだいらげき)を江戸城に送り込みます。
松平外記は正しい行いで若君から信頼を得ますが、悪人たちはそれを快く思わず、
外記をいじめるようになります。やがていじめはエスカレートし、
悪政を正すため外記は覚悟を決めて家を整理し、江戸城内で悪人たちに刀を抜きます。
この物語は忠臣蔵、松の廊下での出来事を彷彿とさせる部分もありますが、
外記の博識や武芸の達者さ、そして所作の美しさが特に見どころです。
さらに、外記の覚悟を知った父との最後の夜、親子の愛情深いやりとりには感動を覚えます。
クライマックスの江戸城内にある大階段での乱闘は迫力満点で、
敵味方が本気でぶつかり合うシーンは見応え抜群です。
この乱闘シーンは、1950年代後半の芸達者なチャンバラ活劇にも
引けを取らない力強さがあります。
1941年映画 嵐寛寿郎さん主演「剣光桜吹雪」の視聴方法
この映画は、東映オンデマンドやAmazonプライムで視聴可能です。
単品購入やサブスクリプションで楽しむことができます。
40代前後の若き嵐寛寿郎さんが主演を務めた時代劇映画として、
非常に貴重な一本です。興味のある方はぜひご覧ください。
◾️「剣光桜吹雪」 1941年映画 嵐寛寿郎さん主演
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