栗塚旭さん主演「俺は用心棒」に見る栗塚さんの笑いと凄さ

栗塚旭さん主演「俺は用心棒」に見る栗塚さんの笑いと凄さ

雪道を歩く用心棒。絵的に見ばえが良い、まだ足跡のない所を歩いたら、
意外にも深い雪で、イケメン用心棒が雪に埋もれていく姿が可笑しくて笑ってしまいました。

偶然撮れたシーンと思われますが、
栗塚さんは時折「笑いの神」が降臨するような場面を生み出すことがあり、
スタッフにもきっと愛されていただろうと感じます。

しかし、そんな雪に埋もれながらも体がブレずに歩く姿は驚きでした。
さすが東映時代劇の主演シリーズを担った方の体幹は見事です。

「俺は用心棒」とは

「俺は用心棒」は、幕末を舞台に、権力者の争いに巻き込まれ
苦しむ庶民を守る用心棒の活躍を描いた時代劇です。
1967年に放送され、シリーズ化された人気ドラマです。

主演の栗塚旭さんは、驚くほどのイケメン俳優で、
「俺は用心棒」では剣の腕が立つ用心棒という役どころにふさわしく、
仏頂面での演技が非常に似合っています。

このブログでは「俺は用心棒」について何度か話題にしてきたので、
登場キャラクターについては、下記にリンクした過去のブログをご覧ください。

「俺は用心棒」で笑いの神が宿る栗塚旭さん

この作品の用心棒はコワモテで笑顔を見せることがなく、
ストーリー自体も権力者に苦しむ庶民を中心に描かれた真面目でシリアスな展開が続きます。
それでも、栗塚さん演じる用心棒には、時折おかしみのあるシーンが生まれるのです。

例えば、雪道を歩くシーンがその一例です。用心棒が雪道を歩くだけのシーンですが、
雪が深すぎて、一歩ごとに雪に沈んだり浮いたりする姿が、
真剣なコワモテの用心棒であるはずなのに、どこか滑稽でクスッと笑えてしまいます。

このシーンは、意図して笑える場面を撮ったわけではなく、偶然撮れたものだと思いますが、
それをOKにして放送した監督やスタッフの判断には驚きました。
きっと、雪に埋もれながらも真剣に歩く栗塚さんの姿に、
スタッフも笑いを堪えるのが大変だっただろうと想像します。

東映時代劇は、真面目な物語の中にも笑いの要素を入れることが多いのですが、
そうした柔軟な作品作りの姿勢が、このシーンをNGにせずに
採用する決め手になったのかもしれません。

このような偶然のシーンがキャラクターの魅力をさらに引き立てており、
この場面を見て用心棒に対して親しみがわきました。

しかし、このおもしろいシーンには「凄さ」も隠れています。
雪深い道を歩くと、普通は体がグラついたり、
転びそうになったり、手をついてしまうものです。

しかし栗塚さんは、そんな足場の悪い深雪の中でも、体をまったくよろけさせることなく、
普通の速度で堂々と歩いていました。これほどの安定感を見せられるのは、
相当な体幹の強さがなければできません。本当にすごいですね。

「俺は用心棒」の栗塚旭さんの魅力

「俺は用心棒」での栗塚さんは、大変かっこいいイケメンで、
剣の腕が立つコワモテの用心棒を見事に演じています。

しかし、雪道を歩く際のように、時折「笑いの神」が降臨するシーンがあるので、
ドラマから目が離せません。

「俺は用心棒」の視聴方法

全話視聴はDVDでのみ可能ですが、東映時代劇YouTubeでは1話目と2話目が無料で視聴できます。

特に1話目の山場である立ち回りのシーンは、最高にかっこよく痛快です。
ぜひ視聴してみてください。
なお、この回では近衛十四郎さんも出演している貴重なエピソードです。
立ち回りのシーンは、36分34秒あたりから始まります。

◾️俺は用心棒 コレクターズDVD 
https://amzn.to/4gUKHEg



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松元美智子 1996年少女漫画雑誌「ちゃお」デビュー/漫画家/イラストレーター/3DCGゲームアニメーター/書籍執筆/投資家/Python/UE5/最新刊「少女マンガの作り方」/Web「松元美智子クリエイティブブログ♡公式」で過去の漫画や制作に役立つ情報毎日投稿中/法政大学経済学部経済学科通信教育部生/メンタル心理カウンセラー

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