いらないシーン、不要なセリフを排除し必要な要素を追加するとこんな漫画に生まれ変わります。

下記漫画の原稿は漫画の知識がない頃に描いた私の漫画です。


パッと見、漫画の形はしています。
ですが、読みたいと思えません。
なぜかと言うと、

・同じ大きさのコマ、人物が並び、見づらい。
・セリフの級数が小さすぎて読みづらい。
・セリフが何を言ってるかわからない。
・無駄な話が多すぎる。
・何をしたい、何がしたい、何の漫画か全くわからない。
・いろんなキャラが出ているけれど役割がわからない。
・このページで語られていることがなにかがわかるまでに時間がかかる。

語られていることは、
「主人公の女の子は好きな比呂のことを友達の新田(白い髪の男子)に
聞いている。」
それだけの内容です。

上記の漫画のいらない情報を削除して、
恋愛要素とメリハリのあるコマ割りを追加し、作り直したものが
下のページです。

同じ内容とは思えないですね。
このページを見て、これは「恋愛漫画」とわかります。
人はパッと見て何かわかることで、興味が生まれます。
恋愛に興味がある人ならちょっと見てみようかなと思うわけです。
一瞬でわからないといけません。


これが何かがわからないと興味も沸きませんので、
結果見てもらえないのですね。
恋愛漫画なら、恋愛のあるあるをわかりやすく描く事です。


このページのどこが恋愛漫画なのかわかるところかと言うと、
・主人公の女の子が、好きな彼を見てどきっとする所。
(彼を見て、顔が赤くなる表情の絵はわかりやすいです。)
・主人公が好きな彼の事を、彼と仲の良い男の子(白髪男)に質問する。
・白髪男が主人公になんでそんな質問をするのかを聞かれて照れる。
と言うような所です。

恋愛漫画は、恋愛あるあるや、そういうの憧れる
というような事を描けば良いので、他のジャンルより作りやすく、
最初に描く漫画として、良い題材と思います。

漫画のいるいらないの解説や、
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松元美智子 1996年少女漫画雑誌「ちゃお」デビュー/漫画家/イラストレーター/3DCGゲームアニメーター/書籍執筆/投資家/Python/UE5/最新刊「少女マンガの作り方」/Web「松元美智子クリエイティブブログ♡公式」で過去の漫画や制作に役立つ情報毎日投稿中/法政大学経済学部経済学科通信教育部生/メンタル心理カウンセラー

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