- 2025年5月17日
一番平和な東映時代劇映画1954年〜1955年頃
一番平和な東映時代劇映画1954年〜1955年頃 大正の終わり頃からの時代劇映画を見ていますが、当然、時代劇も時代ごとに作品の傾向が違います。私が好みなのは、1954年〜1955年頃の東映時代劇映画で、戦後約10年後の昭和29年、30年ですが、この頃に作られた東映時代劇は、全体的に明るく、お話はほのぼのとしたものや和み系、展開もゆっくりとしており、見ていて癒されてしまいます。 1955年の時代劇映 […]
一番平和な東映時代劇映画1954年〜1955年頃 大正の終わり頃からの時代劇映画を見ていますが、当然、時代劇も時代ごとに作品の傾向が違います。私が好みなのは、1954年〜1955年頃の東映時代劇映画で、戦後約10年後の昭和29年、30年ですが、この頃に作られた東映時代劇は、全体的に明るく、お話はほのぼのとしたものや和み系、展開もゆっくりとしており、見ていて癒されてしまいます。 1955年の時代劇映 […]
1938年時代劇映画「忠臣蔵 天の巻・地の巻」片岡千恵蔵さんの右目と左目の怒りの表現 浅野内匠頭を演じた若き頃の片岡千恵蔵さん。 吉良上野介への刃傷に及ぶ直前のシーンで、松の廊下にて後方から吉良様がお越しと坊主が告げた瞬間、 浅野の右目は光のないドス黒い色をしていました。 しかし、カメラに背を向けて吉良のいる方向へ振り向いた際に見えた左目は、 まるで獲物を狙う爬虫類のように鋭く、金色に光っているよ […]
時代劇言葉の使われ方「とっくり」 「とっくり」の意味 ・ 十分に・念を入れて 「とっくり」の使われ方 1959年の時代劇映画「たつまき奉行」(遠山金四郎シリーズ)において、片岡千恵蔵さん演じる遠山左衛門尉が、桜吹雪を見せる際に言った言葉です。 言葉の意味よりも、片岡さんが雷が近くに落ちたような音量でセリフを言ったことのほうが衝撃的でした。お裁きを受ける人々が驚いていたのはもちろん、私も飛び上がるほ […]
時代劇言葉の使われ方「見事(みごと)」 「見事(みごと)」の意味 ・ 見るに値する事・手際や有様が鮮やかなこと 「見事(みごと)」の使われ方 1959年の時代劇映画「たつまき奉行」(遠山金四郎シリーズ)において、片岡千恵蔵さん演じる遠山が、事件を企てた藤堂佐渡守(とうどうさどのかみ)へ切腹を申しつけ、即座に実行した藤堂へ言った言葉。 この使い方には驚きましたが、意味を調べると納得のいく表現でした。 […]
1955年東映時代劇「勢ぞろい喧嘩若衆」見どころありすぎ 当時の人気者が集まり、お家再興のため追い剥ぎや女装、派手なチャンバラが繰り広げられる超娯楽時代劇です。片岡千恵蔵さんが演じる遠山金四郎も登場し、見応え十分。 さらに東千代之介さんが「幸若舞」を舞うという大サービスもあり、見どころ満載です。20代の東千代之介さんによる日本舞踊の技量の高さは圧巻で、芸の素晴らしさに驚かされました。 1955年東 […]
片岡千恵蔵さんがアニメのように走る!1938年の映画「初姿人情鳶」 昔のアニメの走りは誇張した描き方と思ってましたがアニメ的と思っていたこの動きが実は当時の日本人の全力疾走を参考にしているのではないかと感じさせるリアリティがあります。 1938年公開の映画「初姿人情鳶」(ハツスガタニンジョウトビ)は、片岡千恵蔵さん主演の貴重な時代劇映画です。 この作品は、片岡さんの30代の若々しい姿が見られること […]