健康を取り戻した道のり ~中性脂肪改善と体質改善の記録~
体調不良から始まった変化が、まさか健康への大きな転機になるとは思いませんでした。
私は甲状腺低下症を抱えており、この病気の性質上、
中性脂肪が高くなりやすい傾向があります。
それを理由に見過ごしていた部分もありましたが、
痩せているのに300mg/dLを超える数値を前に、さすがにこれはまずいと一念発起しました。
ここでは、3年がかりで中性脂肪を改善し、健康を取り戻した道のりを記します。
中性脂肪改善のための基本的な生活改善
かかりつけ医からの指導で、中性脂肪を下げる基本的な対策を教えてもらいました。
• 有酸素運動:毎日20~30分のウォーキングを継続
• EPA摂取:青魚(サバ、イワシ、秋刀魚など)を積極的に摂取
• 糖類の摂取を控える:お菓子や夜の果物を控える
• 適量の食事:過食を避ける
• 体重管理:適正体重を維持
特に「青魚を食べる」というアドバイスは、
魚が苦手だった私にとってかなりのハードルでした。
そのため最初はサプリメントでEPAを補充しつつ、
ウォーキングや糖質制限を取り入れて生活改善を進めていきました。
効果が出ない日々…続けることの難しさ
努力を始めたものの、結果がすぐに出るわけではありませんでした。
血液検査で中性脂肪の数値を確認しても、減るどころか逆に上昇することもあり、
目標の300mg/dL以下が遠く感じました。
それでも動脈硬化など将来のリスクを考えると、簡単に諦めるわけにはいきません。
2年近く試行錯誤を繰り返す中で、より効果的な改善策を模索することになりました。
生活の大転換:魚中心の食生活へ
効果が見えない中、それまで避けていた青魚を「毎日食べる」ことを決意。
美味しさを追求するのではなく、「栄養を摂る」という目的意識を持ち、
無表情で無言で無心になって食べ続けました。
さらに、青魚の栄養価を調べると、EPA以外にもタンパク質やビタミン類、
カリウムが豊富で、必要な栄養素が一気に摂れることを知りました。
この発見がモチベーションとなり、魚を毎日の食卓に取り入れる習慣が身についたのです。
病気が転機に:夏の体調不良からの変化
2024年の夏、大学の勉強の忙しさや夏バテが重なり、体調を大きく崩しました。
食欲が減退し、体重が激減したことで食生活の見直しを余儀なくされました。
この状況を「良いきっかけ」ととらえ、それまでの食習慣を大きく変えました。
• 主食を白米からおかゆへ:少量でも満足感を得られ、胃に優しい
• 魚の摂取を継続:青魚を1日1食取り入れる
• トマトジュースの活用:中性脂肪を下げる効果を期待
• 野菜中心の食事:野菜炒めや煮物などを積極的に摂取
体調不良で一時的に食事量が減ったことで、
以前の「食べ過ぎ」を自覚するきっかけにもなりました。
毎日お昼はパン屋さんのパン屋乳製品、高いチーズを食べていたし、
白米も十分に食べ、お野菜の量も今に比べると少ないくらいでした。
体質改善がもたらした驚きの効果
驚くべきことに、この新しい生活を続けるうちに、
中性脂肪の数値は見事に標準値まで下がりました。
検査結果では109mg/dLという結果が得られました。
これを目にした時満面の笑顔となりました。
今は体質そのものが変わった実感があります。
おやつにあんこをたっぷり食べても体重が増えないほど、代謝が良くなっているのですから。
健康を維持するために
今回の経験を通して感じたのは、健康を維持するためには
「継続」が何よりも重要だということ。
歳を重ねると、体重を減らしたり血液検査の異常を改善するのが簡単ではないと実感しました。
そのため、現在の食生活を今後も続けていくつもりです。
• 青魚や野菜中心の食事
• 有酸素運動の継続
• 甘いものはほどほどに
中性脂肪が下がり、体調が改善したことで、体の芯から健康を感じています。
これからも、健康的な生活を楽しみながら続けていきたいと思います。