地球を描くときの「地軸の傾き」意識していますか?
大学の物理の講義中、先生が黒板に地球をサッと描いた場面がありました。
驚いたのは、その地球に地軸の傾きがしっかりと描かれていたことです。
私にとってその光景は「おおっ!」と思うほど新鮮であり、
同時に、これまで地軸の傾きを意識せずに
地球を描いてきた自分を振り返るきっかけとなりました。

地球のイラスト、地軸の傾きがないのは普通?
地球には約23.4度の地軸の傾きがあり、
これが四季や昼夜の長さを生み出すなど、
私たちの生活に直結しています。
それなのに、私たちが普段目にする地球のイラストや漫画の表現では、
地軸の傾きが省略されていることがほとんどです。
それを「普通」として受け入れてきたことに、
改めて疑問を抱きました。
科学的な分野では地軸の傾きを正確に描いた地球が多く見られますが、
日常的なデザインではその表現がなくても問題とされません。
特に平面の地図では地軸の傾きを表現しないのが一般的です。
それでも私たちはそれを地球として認識し、違和感を覚えません。
なぜなら、地球儀のような立体的な地球と、
平面的な地図は異なる役割を果たすからなのでしょう。
「地軸の傾き」を描かなくても成立する理由
地軸の傾きを省略しても「それが地球だ」とわかる理由は、
私たちが普段から目にしている
平面地図の影響が大きいのではないでしょうか。
一方、地球儀のような立体的な表現では、
地軸の傾きが正確に再現されていることがほとんどです。
この違いが、「地球の描き方」における
柔軟な許容を生み出しているのかもしれません。

https://www.homemate-research-junior-high-school.com/useful/20100_junio_study/1_geography/earth/
地軸の傾き、描くべき?描かなくてもいい?
地球を描く際に、地軸の傾きを入れるか入れないか。
それは描く目的や場面によって変わります。
正確さを求める科学的な場面では地軸の傾きは欠かせない一方、
日常のイラストやデザインでは省略されることが多いです。
私たち人間は、地球の「本物の姿」を直接見る機会がほとんどないため、
多少の省略や簡略化には寛大でいられるのかもしれません。
地球をどう描くかは自由、それでも不思議な話
地軸の傾きは地球の絶対的な性質の一つ。
それなのに、描き手の自由に委ねられるというのは、
よく考えると不思議なことです。
それだけ地球の象徴としての認識が
強固であるとも言えるでしょう。
結論として、地軸の傾きを描いても描かなくても、
私たちは「それが地球である」と許容できるのだと思います。
どちらでも人間にとっては問題ないのです。
ただ、次に地球を描くときには、
地軸の傾きを意識してみても面白いかもしれませんね。
地球儀のダウンロード
上記の漫画の中に出てきたカラーの地球は
クリスタアセットで無料ダウンロードできます。
制作はClipStudioOfficial(クリップスタジオオフィシャル)です。
下記からダウンロードできます。
◾️地球
コンテンツID:1685729
https://assets.clip-studio.com/ja-jp/detail?id=1685729