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2020年

  • 2020年11月6日

いらないシーンは書かない

書籍に書いておりますが、マンガに描くところがキャラの気持ちが動いているところなら、当然キャラの気持ちが動いていないところは意味がないコマとなり、いらない部分となります。読み切りの少女マンガの場合、主人公の目標達成の行動、彼とふれあうことに関係のないことは基本いらないです。 詳しくは書籍で書いていますのでそちらをぜひ読んで欲しいのですが、不要なコマがあると読むテンポが悪くなります。読んだときにこのコ […]

  • 2020年11月4日

漫画にリアリティーは必要かどうか

書籍内にコラムとして書いてあるので、そちらで全文を読んで欲しいのですが、今回は補足です。 若い世代向けの少女マンガの場合、リアリティーはあまり気にしなくて良いです。 都合良い女の子と男の子の恋愛漫画をジャンジャン描いて良いと思います。純粋に漫画で楽しい気分になってもらえたら良いだけなので。漫画は現実ではないものなので、非現実を思いっきり楽しめた方が良いです。 都合よく好きな男の子と出会い大した問題 […]

  • 2020年11月2日

主人公に〇〇を持たせると、とても簡単に漫画(ドラマ)ができるようになります

私の著書「少女マンガの作り方」で、少女漫画を構成する8要素の一番目に「主人公に目標を持たせること」を上げています。 この目標をはじめに持つということは、ジャンルが違えば目標を変えるだけでオールマイティー使えます。 この「目標を持つ」ということは、他にも重要な役割をもっております。それは 「目標を持つとドラマが生まれる」 という事です。 人間、何かやろうと思ったら、そうなるよう行動を起こすようになっ […]

  • 2020年10月31日

漫画に季節ごとの企画を使う

本日はハロウィンですが、ちょうど良い話題が書籍の中にあります。ハロウィンは「イベント」「企画」ともいいますが、他には「クリスマス」「正月」などがあります。 少女マンガの読者層は学生が多いので、学校の季節ごとのイベントを恋愛要素に加えると良いです。 なぜ少女漫画で企画ものを使うかは書籍で紹介していますが、雑誌一冊「文化祭」をテーマにした漫画を作家が全員で描いたとしても買われます。それくらい少女マンガ […]

  • 2020年10月30日

ネームは、マンガの画面構成を伝えるもの

ネームは第三者へ見せる目的で作ります。ネームで確認するポイントは下記3点。 ●初めてマンガを読む人でも内容がわかり、見やすい紙面であること●読者がページをめくり、最後まで読み続けてもらうための、 技術を組み込むこと●与えられたページ数に収めること これらのポイントが確認でき、クリアになっていることが重要です。それらが実現できるネーム作りを、この本の中で解説します。 ここから先は書籍のこの項目の補足 […]

  • 2020年10月29日

冒頭のコツ

冒頭のコツですが、「明日私たちは○○をする」とか、「今夜私たちは〇〇になる」などの結果や結論、「今から○○をします」という宣言を最初に持ってくると、読者の興味を湧かせやすいです。 このマンガは〇〇をやるんだと、読者は期待をして読みます。そのシーンが山場で派手にあると、読者のボルテージは上がります。(続きは書籍で) ここから先は書籍には書いていませんが、冒頭は「インパクト」です。新人のうちや投稿時代 […]

  • 2020年10月28日

「ふかん」や「あおり」は漫画の中でどういう時に使っているか

発売中の書籍、「少女マンガの作り方」は普通とはちょっと違った作りなのかなとも思う所ですが、普通のことも書いています。 「ふかん」や「あおり」についてですが、もうみなさん絵が上手いので今更の感じがあると思うので多くは語りませんが、「ふかん」や「あおり」を漫画の中でどんな時に使っているかを書籍の中でも解説しています。 大した話じゃないので簡単にお伝えしますが「ふかん」はコマの中にキャラがたくさんいる時 […]

  • 2020年10月27日

不思議な脳の補完現象

最近「セリフは短く」、「セリフは単語レベル」ということをブログで解説しておりますが、短いセリフに慣れていないと、本当にそんな短い言葉で良いのか、伝わるのか疑問に思う方もいると思います。 漫画は言葉と絵で作られています。 マンガを読むとき、言葉と絵を合わせることによって、本来ならば足りない部分を「これはこういうことね」と脳が自動で補ってくれる現象が起きるのです。(続きは書籍で) 少しだけ書籍内の「脳 […]

  • 2020年10月26日

セリフは単語レベルで良い

マンガは絵と言葉で表現しているので、言葉で全部を説明しなくても良いです。説明っぽいセリフだと、キャラが理屈っぽい、面倒なキャラに見えてしまいます。 かわいい、かっこ良いキャラにしたい場合は、単語や一言でパッと言った方が印象は良いです。(続きは書籍で) 以下は書籍のこのページの解説の補足ですが、上記の下段のコマの中の会話は単語レベルで書くことを知らなかった時の私の描いた原稿です。今なら「比呂はかたづ […]

  • 2020年10月24日

いらないシーン、不要なセリフを排除し必要な要素を追加するとこんな漫画に生まれ変わります。

下記漫画の原稿は漫画の知識がない頃に描いた私の漫画です。 パッと見、漫画の形はしています。ですが、読みたいと思えません。なぜかと言うと、 ・同じ大きさのコマ、人物が並び、見づらい。・セリフの級数が小さすぎて読みづらい。・セリフが何を言ってるかわからない。・無駄な話が多すぎる。・何をしたい、何がしたい、何の漫画か全くわからない。・いろんなキャラが出ているけれど役割がわからない。・このページで語られて […]

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松元美智子クリエイティブブログ💖公式

松元美智子 1996年少女漫画雑誌「ちゃお」デビュー/漫画家/イラストレーター/3DCGゲームアニメーター/書籍執筆/投資家/Python/UE5/最新刊「少女マンガの作り方」/Web「松元美智子クリエイティブブログ♡公式」で過去の漫画や制作に役立つ情報毎日投稿中/法政大学経済学部経済学科通信教育部生/メンタル心理カウンセラー

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