漫画家になろうと思ってからのキャラ練習風景(第三世代期ファッション雑誌模写編)

漫画家になろうと思ってからのキャラ練習風景(第三世代期ファッション雑誌模写編)

漫画のキャラの絵を描き始めてから
人物デッサンをやった方が良いとのことを知りまして
早速やろうかと思ったのですが
今みたいにインターネットもない時代ですから
どこでデッサンやっているのか全然わからなかったのですよね。

今ならネットで調べればすぐにできる方法が即手に入り
例えば
鏡に映る自分を描くとか
スマホで自分を撮影して描くとか
誰かいなくても今すぐできる方法を
得やすいですけど
当時はネットも一般家庭にPCが1台必ずあるわけでもなく
調べる手段がなかった時代なのですよね。
(PCはありましたが高価な時代です。)

そこで何をしたかというと
ファッション雑誌などの
人間が掲載されている本を買って
それを描いたわけです。

美術の専門家から見ると
生の人間以外でデッサンやるとか信じられないと
言われそうですけど
ええ、その方が良いのは今ならとても分かりますが
当時の子供の発想ですので・・・

というわけで当時の絵を公開します。

1:
これは16歳の時の絵です。紙に16歳の時に描いたものと
描いてありました笑
高校の教科書に載っていたポーズを模写した気がします。
なぜか体育の教本みたいなのがあって
いろんなスポーツの紹介みたいなのがあったのですよね。
創作ダンスとか珍しいスポーツもあった気がします。
(そういえば本が情報でしたね。)

その中から新体操やっているポーズがかっこいいなと思いまして
描いたのですよね。
レオタードは体のラインも出るし、
良い発想!とか思って描きましたよねw

描いていて人間て難しいなと思いましたね、
手足の長さや太さとかちょっと違っただけでも
めっちゃキモい人になるんですよ。
人間の顔の中ってめっちゃ難しいですね。
魂全然入ってくれない笑
私人物デッサンは上手くないのでこれくらいしかないです。

一体これ描くのに何十時間かかったかな。
昔はそんなスローペースでした。

2:
ここからファッション誌の模写になりますね。
服装や、生地の質感、ポーズをとった時の服のシワの入り、
ポーズをとっているときの小物(リュック)の動きというか見え方、
などが細かくはわからなかったし、
漫画はレオタード姿や裸より、普通の洋服を着た人を描くわけだから
洋服着ている人を練習した方が良いんじゃないかと思いまして
ファッション誌を買って来て描きました。

雑誌は「non-no」「seventeen」「zipper」あたりですね。
90年代ですね。

顔の中も途中から漫画絵にしました。表情は雑誌のモデルと同じです、
表情を漫画絵にする練習もなかなか良い練習ですよね。

3:
ファッション雑誌モデルの人の顔を漫画絵に変換しているけど
始めたばかりで全然描き慣れてないから
顔長くなる・・キモイ〜
鼻折れてる〜

4:
ボーダー柄ってこうなってるんだーって
描いてわかりますよね。
服の作り、縫合箇所、伸縮ってこうなってるんだ〜とか
服装を着ているときの洋服の動きがわかってくる感じですね。

描いた絵に名前をつけているんですけど
キャラにしたいところが初々しい感じですね。

5:
これも名前つけてる
描いているうちにこの子は〇〇って気がしてくるようですね。
何にも意味はないですけど。

この白シャツ襟だしの短いセーター合わせみたいな服、
あの当時は流行ってましたね。私真似して着てた気がします。
よく見たら微妙に足、スニーカーかけてなくてちょっと笑った。

右向きの顔を描けるようになりたかったらしいですね、
今はもう絶対左向きで描いて左右反転しか描かないですけど。

6:
あの時代のファッション雑誌モデルっぽい
このポーズとタオル、髪型が描きたくなったの分かる 笑
ジョジョではないですがインパクトあるものって目立つから
目を引くのですよね。

7:
この辺からちょっと体系のバランス良くなってきてますね。
厚底が下駄みたいですが。
表情もアレですか、眉毛の変化とか入れ出しましたか。
少しずつ技を覚えたら取り入れていくのが素直ですね。

8:
ライザップみたいに痩せすぎですねえ。
髪型、水着、ポーズが90年代ですね。
こういうサンダル本当にあった。売ってた。
履きやすくて脱げにくいのが厚底サンダルは大事です。
足首痛めますからね。

9:
チャレンジしてますね、それ描くの難しいポーズだよね。
これもファッション雑誌でリアルな人間を見て描いていますけど
この頃になると生々しい人間ではなく漫画っぽさのあるキャラで
体が描けるようになっていますね。

そうなんですよね、少女マンガの女の子って体をあんまり生々しく
描かない方がとっつきやすいのですよね。

10:
この目と鼻と襟元の描き方はデビュー後のものかも。
デビューはしていてもまだまだまだまだ不安定ですから
ポーズ絵は続けて描いていますね。

ジーンズやパンツで体育座りっぽい姿勢も描くの難しいですよね。
キャラの性格に合うポーズを描かないと嘘っぽくなりますので
漫画のキャラってやっぱ作るの大変ですね。

11:
順番的には6番あたりですけどペン入れしてあったので
後にしました。
広瀬香美の歌が聞こえますね。あの頃です。
スニーカーが異常に流行った時代でしたのでスポーツメーカーの
ロゴが入った服もファッション雑誌で特集されていましたね。

12:
番外編 
アムラー 笑
90年代はアムラー全盛期でしたね。

これは投稿時代の漫画のキャラ設定画なのです。
ファッション雑誌の模写をやっていたので
この当時から無意識にでもその時代の流行を取り入れて
服装や髪型はもちろんですけど、漫画の話の内容も作っていたのですよね。

これがね、プロになってから認識したのですけど、

時代の流行を取り入れて描くのって
結構大事な項目だったりするのですよね。

そのあたりの話はまた別枠でします。
今回の題材とは別の話になるし、長くなりそうなので。

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松元美智子 1996年少女漫画雑誌「ちゃお」デビュー/漫画家/イラストレーター/3DCGゲームアニメーター/書籍執筆/投資家/Python/UE5/最新刊「少女マンガの作り方」/Web「松元美智子クリエイティブブログ♡公式」で過去の漫画や制作に役立つ情報毎日投稿中/法政大学経済学部経済学科通信教育部生/メンタル心理カウンセラー

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