昔の時代劇の身体能力がすごい|1937年映画阪東妻三郎さん主演「恋山彦」に驚く
昔の時代劇のすごいところ。
特にチャンバラをやる主演役者の身体能力はずば抜けていますが、
モブ役者たちの運動神経もすごいのです。
例えば、1937年公開、阪東妻三郎さん主演「恋山彦」。
この映画は特に、モブ役者たちの身体能力の高さが存分に見られる作品です。
主人公の小源太が半怪物的な強さを持つ役なので、
それを強く見せるためには周囲の動きも重要になるのですが、
モブたちの動きが人間離れしていて驚きます。
一つ紹介しますと、
敵が小源太の里を襲撃しに来た際、
山中に腰の高さほどある柵があるのですが、
敵たちは山の下から走ってきて、土の地面にも関わらず、
その腰の高さの柵をヒョイヒョイと飛び越えていくのです。
すごい高さにジャンプして飛び越えていきます。
それだけでも驚きますが、
モブの敵たちは鎧直垂という戦時の甲冑の下に着る衣装を身につけ、
さらに長い槍を持ちながら飛び越えていくので、
目が釘付けになり、見間違えたのではないかと思って
五度見くらいしました。

もう忍者でした。
日本に忍者はいたのではないかと思ったシーンです。
「恋山彦」に出演している役者さんたちは、阪東さんをはじめ、
明治時代生まれの方が多いと思いますが、
明治生まれの役者さんたちは非常に高い身体能力を持っていると感じます。
足腰の強さ、俊敏さ、動きの野生的さ。
時代柄、刀や槍の扱い方、身のこなし、柔術や柔道なども
体に染みついているのが分かります。
だからこそ、見応えのある大チャンバラができるのだと思います。
チャンバラをやるスター俳優さんは、さらに上の身体能力を持っているので、
この時代のチャンバラシーンには本当に驚かされます。
この時代のチャンバラは、もう二度とできないのだろうと思います。
明治時代の役者さんでこれだけの動きができるのであれば、
それ以前、実際に刀を持って戦っていた幕末期、
さらには戦国時代の日本人は、もっと野生的に動けていたのではないかと思います。
その頃の人間の動きを見てみたい気持ちになります。
忍者など架空の存在だと思っていましたが、
明治生まれの役者さんたちを見ていると、
本当にいたのではないかと思ってしまいました。
あと、天狗もいたのではないかと思いましたね。
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