時代劇に見る女性をかかえて歩く方法③

時代劇に見る女性をかかえて歩く方法③

三つ目の例は、1938年の時代劇映画『鞍馬天狗 龍驤琥搏の巻』から、
嵐寛寿郎さんが女性を小脇に抱えて歩くところです。

このお方のすごいところは、どんなシチュエーションでも
「これ、いつもやってます」といった慣れた感じで演じるところなのですが、
そのおかげで、この度肝を抜かれるような女性の持ち方でも、
「こういうふうに持つのが普通なのか」と感じてしまうところです。

ポシェットを持つみたいに普段使いで持たないで、と
笑ってしまいましたが、
嵐寛寿郎さんは本当に見どころが多すぎて飽きません。

あまりに慣れた感じでしたので、女性の方はもしかして人形?
と最初は思いましたが、女性は床へ置かれた後に起き上がったので、
さらに驚きました。

女性の持ち方

持ち方ですが、女性の背中にある帯のねじれている部分を
持っていると思われます。
女性は左手を鞍馬天狗の右肩に回すような形です。

猫の首の後ろを掴んだような姿にも見えなくもないので、
ちょっと可愛いなとも思いました。
首の後ろを掴まれて大人しくなる猫の姿って、微笑ましいですよね。

1938年の時代劇映画『鞍馬天狗 龍驤琥搏の巻』で女性を抱えて歩くシーンについて

鞍馬天狗が、逃げた敵方の長を追い詰めた後に刀で対決し、
長が刀傷を負ってしまいます。
そこに長の一味の女性が現れ、懐剣(小刀)で鞍馬天狗に斬りかかります。

鞍馬天狗は、女性のみぞおちを突いて気絶させるのですが、
その隙に長に逃げられてしまいます。

そこで鞍馬天狗は女性を人質として自分のアジトへ連れて帰るのですが、
その際に女性を小脇に抱えて歩いた姿が、イラストの絵になります。

余談ですが、嵐寛寿郎さんは祇園の芸妓さんと仲良しだったそうです。
もしかしたら、いつもこうして芸妓を持って歩いていたのかもしれませんね。
(本当に慣れた手つきの歩き方だったので。)

1938年の時代劇映画『鞍馬天狗 龍驤琥搏の巻』の視聴方法

東映オンデマンドに加入すれば視聴できます。Amazonでサブスク契約も可能です。
単品購入もできると思います。

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松元美智子 1996年少女漫画雑誌「ちゃお」デビュー/漫画家/イラストレーター/3DCGゲームアニメーター/書籍執筆/投資家/Python/UE5/最新刊「少女マンガの作り方」/Web「松元美智子クリエイティブブログ♡公式」で過去の漫画や制作に役立つ情報毎日投稿中/法政大学経済学部経済学科通信教育部生/メンタル心理カウンセラー

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