嵐寛寿郎主演「鞍馬天狗・角兵衛獅子の巻」のオープンすぎる正体に驚き!

嵐寛寿郎主演「鞍馬天狗・角兵衛獅子の巻」のオープンすぎる正体に驚き!

嵐寛寿郎さん主演の1938年公開映画
「鞍馬天狗・角兵衛獅子の巻」を観ました。

鞍馬天狗といえば、時代劇ヒーローの代表格。
しかし、現代のヒーロー像に慣れ親しんだ私にとって、
この作品の鞍馬天狗は少々衝撃的でした。

なんと、正体を全く隠さず堂々と名乗り、悪に立ち向かうのです。
この映画を観て、「ヒーローの正体を隠す必要性って何だろう?」
と考えさせられました。

あらすじ:幅広い世代が楽しめる優しい物語

物語はとてもシンプルです。
怖い親方にいじめられている男の子二人が、
稼いだお金を無くしてしまい困っているところに、
そこに通りかかった鞍馬天狗が二人を助けますが、
彼の正体が親方に知られてしまいます。

その結果、男の子たちは悪人に誘拐されてしまい、
鞍馬天狗が彼らを救いに行くという展開です。

上映時間は52分と短く、今のテレビドラマ1話分ほどの長さ。
大人から子供まで楽しめるよう、
わかりやすいストーリー作りがされているのが印象的です。

鞍馬天狗の「浮世離れ感」

鞍馬天狗は普段、「倉田典膳(くらた でんぜん)」
と名乗っていますが、実はこれも偽名。

他にも複数の名前を持つ謎の人物です。

この映画では、お金持ちの善人のような感じで描かれており、
少し浮世離れした雰囲気が漂います。

例えば、男の子たちが泣いている理由を聞き、
お金を失くしたことを知った鞍馬天狗は、
「これで親方に渡しなさい」と
一両(現代の価値で約10万円)を渡します。

親方からすると、「こんな大金をどこで手に入れたんだ?」
となるのは当然ですが、
鞍馬天狗にとってはそれが普通。
彼の感覚が一般人とは少し違うことがわかります。

さらに驚きだったのは、親方に名前を聞かれたとき、
堂々と「鞍馬天狗だ」と名乗る場面。

普通、ヒーローは正体を隠すものですが、
鞍馬天狗は隠す素振りすら見せません。
このオープンさが彼の魅力でもあり、
驚きでもありました。

正体を隠さないヒーローの新鮮さ

現代のヒーローは、
仮面ライダーやスパイダーマンのように
正体を隠すのが基本です。

私もそのイメージに慣れていたため、
顔を堂々と見せて戦う鞍馬天狗には驚きを感じました。

しかし、よく考えると、
ヒーローが正体を隠す必要は必ずしもありません。
むしろ、鞍馬天狗のように堂々と名乗り、
自分の信念を貫く姿勢には清々しさすら感じます。

正体を隠すという現代的な概念がない時代のヒーローだからこそ、
この自由なスタイルが成立しているのでしょう。

宗十郎頭巾と白馬のカッコよさ

鞍馬天狗といえば、その特徴的な「宗十郎頭巾」。
実はこのスタイル、嵐寛寿郎さんが自ら創作したものだそうです。

白馬にまたがり颯爽と現れる鞍馬天狗の姿は、
まさに時代劇ヒーローそのもの。
顔が見えていても、その存在感は圧倒的でした。

こちらが「宗十郎頭巾」姿の嵐寛寿郎さんです。
鉄砲でも戦うのですが、
刀で戦うのが常識の時代劇でこれも変わってますよね。

引用:新興キネマ(スタジオスチル)/ Shinkō Cinema – Japanese Movies, Fandom https://japanese-

視聴方法:今ならAmazonプライムで無料配信中!

「鞍馬天狗・角兵衛獅子の巻」は、
現在Amazonプライム会員なら無料で視聴可能です。

鞍馬天狗シリーズは「MY HERO」オンデマンドでの視聴が基本ですが、
無料で観られるのは貴重な機会です。

オープンなヒーロー・鞍馬天狗の魅力を堪能できるこの作品、ぜひ観てみてください!

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◾️嵐寛寿郎 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B5%90%E5%AF%9B%E5%AF%BF%E9%83%8E




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松元美智子 1996年少女漫画雑誌「ちゃお」デビュー/漫画家/イラストレーター/3DCGゲームアニメーター/書籍執筆/投資家/Python/UE5/最新刊「少女マンガの作り方」/Web「松元美智子クリエイティブブログ♡公式」で過去の漫画や制作に役立つ情報毎日投稿中/法政大学経済学部経済学科通信教育部生/メンタル心理カウンセラー

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