1960年映画『壮烈新選組 幕末の動乱』|若山富三郎の沖田総司が凶暴すぎる!目つき極悪で健康的な“チンピラ沖田”の強烈な魅力
新選組隊士が面白かった配役の頃の映画。
沖田総司は咳をして細くか弱く可憐な美剣士に描かれる傾向ですが、その昔、目つき極悪で舌打ちが口癖の、めっぽう強い屈強な男が演じておりました。

若山富三郎さんがとにかく強くて、デカくて、見た目の悪さが目立ちまくり、局長・副局長よりも怖いというインパクトがありすぎる沖田総司で、記憶にこびりついて離れないのですが、健康でチンピラ気質な沖田総司も面白いものです。若山さんて目がまん丸で大きいのですけど、この役の時は鋭い目をお作りになって、顎を上げて見下すポーズが本当にチンピラで、初めて見た時は衝撃でしたけど、じわじわと興味が湧いてきて、最後は「いい役作りをしてくれたな」と面白くて仕方がなかったです。
まあ、昨今の沖田総司像もエンタメが作ったものですから、どういうキャラクター作りをしてもいいと思いますが、この時代の時代劇を作った人たちの新選組の作り方は本当に面白いです。特にこの映画は東映の主力の役者さんたちが一堂に集まって、それぞれの役者さんが個人の個性を存分に出しながら、おっかない性格で強い新選組を演じており非常に気に入っております。東映時代劇らしい作品だと思います。
この映画『壮烈新選組 幕末の動乱』は以前にも紹介したことがあり、そちらに詳しく書いてあるので、読んでいただけると内容や面白さがわかると思います。