- 2025年3月29日
時代劇言葉の使われ方「わらじを脱ぐんじゃなかった」
時代劇言葉の使われ方「わらじを脱ぐんじゃなかった」 「わらじを脱ぐんじゃなかった」の意味 • 「わらじを脱ぐ」をもじった造語 • 宿泊先がヤバい状況だった 「わらじを脱ぐんじゃなかった」の使われ方 1967年のTV時代劇「俺は用心棒」において、長州の刺客でヤクザの新太(中野誠也さん)が泊まった旅籠で、幸せ女将がヤクザの仙次郎に拉致されます。 実は女将には辛い過去があり、その過去を知った旦那が怒り狂 […]
時代劇言葉の使われ方「わらじを脱ぐんじゃなかった」 「わらじを脱ぐんじゃなかった」の意味 • 「わらじを脱ぐ」をもじった造語 • 宿泊先がヤバい状況だった 「わらじを脱ぐんじゃなかった」の使われ方 1967年のTV時代劇「俺は用心棒」において、長州の刺客でヤクザの新太(中野誠也さん)が泊まった旅籠で、幸せ女将がヤクザの仙次郎に拉致されます。 実は女将には辛い過去があり、その過去を知った旦那が怒り狂 […]
時代劇言葉の使われ方「おすがり」 「おすがり」の意味 • 助けてもらうこと • 役人(目上)を頼ること 「おすがり」の使われ方 1960年の時代劇映画 「右門捕物帖 地獄の風車」 において、殺人犯の疑いをかけられ逃亡中の已之吉(里見浩太朗さん) と恋人お加代 が事件の黒幕たちに襲われます。そこをむっつり右門(大友柳太朗さん) と元スリの親分お由(青山京子さん) に助けられた後、会話の中でお由が「お […]
時代劇言葉の使われ方「〇〇〇せい」 「〇〇〇せい」の意味 • 〇〇して下さい• 役人言葉 「〇〇〇せい」の使われ方 「たつまき奉行」「喧嘩奉行」(遠山の金さん)「忠臣蔵」(櫻花の巻/菊花の巻)などに登場する役人(北町・南町奉行)や、集団行動の際に指揮をとる者が呼びかける時に使われる言葉。 「〇〇〇せい」が使われていた時期 1960年頃までの時代劇映画では頻繁に使われています。 […]
時代劇言葉の使われ方「ぶらりんこん」 「ぶらりんこん」の意味 • 独り身、独身 「ぶらりんこん」の使われ方 1955年の時代劇映画「喧嘩奉行」において、日本一の刀研師(かたなとぎし)を尋ねて来た砥石屋(といしや)藤右衛門(とうえもん)と、刀研師宅に居候している遠山金四郎(片岡千恵蔵さん)が会話の中で使った言葉です。 藤右衛門のバリバリのじいちゃん言葉使いも見どころです。 1955年の時代 […]
時代劇言葉の使われ方「はつめいり」 「はつめいり」の意味 ・ 牢に初めて入ること 「はつめいり」の使われ方 1956年時代劇映画「水戸黄門漫遊記 怪力類人猿」において、水戸光圀の偽物として役人に捕えられ、牢へ入れられた時の囚人と光圀(月影龍之介さん)が会話の中で使った言葉。 補足 「はつめいり」という言葉は、町人たちの間で使われる俗語のようなものと思われます。「水戸黄門漫遊記 怪力類人猿」内で使用 […]
時代劇言葉の使われ方「やべー」 「やべー」の意味 ・ 泥棒のこと 「やべー」の使われ方 1938年時代劇映画「鞍馬天狗 角兵衛獅子の巻」において、鞍馬天狗の右腕的存在である黒姫の吉兵衛が、天狗が助けた子供の杉作と新吉と話をしている中で使った言葉。 1938年時代劇映画「鞍馬天狗 角兵衛獅子の巻」あらすじ 時は幕末。神出鬼没の鞍馬天狗を狙うのは新選組。壬生寺の祭りで、角兵衛獅子の杉作と新吉は稼いだお […]
時代劇言葉の使われ方「とっくり」 「とっくり」の意味 ・ 十分に・念を入れて 「とっくり」の使われ方 1959年の時代劇映画「たつまき奉行」(遠山金四郎シリーズ)において、片岡千恵蔵さん演じる遠山左衛門尉が、桜吹雪を見せる際に言った言葉です。 言葉の意味よりも、片岡さんが雷が近くに落ちたような音量でセリフを言ったことのほうが衝撃的でした。お裁きを受ける人々が驚いていたのはもちろん、私も飛び上がるほ […]
時代劇言葉の使われ方「見事(みごと)」 「見事(みごと)」の意味 ・ 見るに値する事・手際や有様が鮮やかなこと 「見事(みごと)」の使われ方 1959年の時代劇映画「たつまき奉行」(遠山金四郎シリーズ)において、片岡千恵蔵さん演じる遠山が、事件を企てた藤堂佐渡守(とうどうさどのかみ)へ切腹を申しつけ、即座に実行した藤堂へ言った言葉。 この使い方には驚きましたが、意味を調べると納得のいく表現でした。 […]
時代劇言葉の使われ方「よなきを分け合う」 「よなきを分け合う」の意味 ・ 助け合うこと・世間で俗に口にする言葉や話 「よなきを分け合う」の使われ方 1954年の時代劇映画「旗本退屈男 謎の怪人屋敷」において、町人が言った「よなきを分け合う」という言葉の意味を、将軍綱吉(月影龍之介さん)が尋ねたところ、早乙女主水之介(市川右太衛門さん)が教えた。しかし、それを聞いた綱吉の返答はあまりにもストレートす […]
時代劇言葉の使われ方「貴公(きこう)」 「貴公(きこう)」の意味 ・ 二人称人代名詞・男が同輩、年下の者を呼ぶ語 「貴公(きこう)」の使われ方 1959年の時代劇映画「水戸黄門 天下の副将軍」において、東千代之介さんが演じる助さんと、里見浩太朗さんが演じる格さんが、二人で飲み、芸妓に立て替えさせた飲み代(約15万円)について、水戸家側用人の伝兵衛からお金を受け取るため、どちらが伝えるかで揉めている […]