- 2025年4月20日
1937年時代劇映画主演阪東妻三郎さん「恋山彦」の魅力
1937年時代劇映画主演阪東妻三郎さん「恋山彦」の魅力 吉川英治さん原作、マキノ雅弘監督作品。徳川綱吉の治世下、大老・柳沢吉保が狙う三味線の明器「山彦」。それを所持するお品が逃れた地で出会った、壇ノ浦で敗れた平家子孫たちが住む伊那村の首領・小源太(阪東妻三郎さん)と恋仲となるも、山彦をめぐる争いと、朝廷を討つ機会を待っていた伊那平氏と幕府の戦いに巻き込まれていくというお話。 小源太が少し大柄で身体 […]
1937年時代劇映画主演阪東妻三郎さん「恋山彦」の魅力 吉川英治さん原作、マキノ雅弘監督作品。徳川綱吉の治世下、大老・柳沢吉保が狙う三味線の明器「山彦」。それを所持するお品が逃れた地で出会った、壇ノ浦で敗れた平家子孫たちが住む伊那村の首領・小源太(阪東妻三郎さん)と恋仲となるも、山彦をめぐる争いと、朝廷を討つ機会を待っていた伊那平氏と幕府の戦いに巻き込まれていくというお話。 小源太が少し大柄で身体 […]
大学25年度前期始まりました 4月になり大学の前期が始まりました。単位取得もようやく半分を超え、折り返し地点です。働きながらよくやったと自分で感心してしまいますが、同時に現実逃避も激しくなっており、その解消法となっているのが時代劇視聴と時代劇の絵を描くことです。(笑) 毎日見ても卒業するまでに見切れない数があるので助かります。この人なんでこんなに時代劇ばかり描いているのかと不思議に思われている方も […]
1938年時代劇映画「出世太閤記」野武士たちのかっこいい登場 主演嵐寛寿郎さんが木下藤吉郎(豊臣秀吉)を演じ、信長の元で出世していく藤吉郎の日常を描いた作品。今のような決まった形の戦国武将物語ではなく、各エピソードが日常生活の上に成り立っており、それを踏まえてさらにかっこいいなと感じる演出が多い作品です。 その一つに、野武士達が川上で木を伐採し、筏を組んでそれに乗り、川下へ下って合戦に向かうシーン […]
戦時中国策として作られた国民啓発時代劇映画1944年「かくて神風は吹く」 映画のスタッフ欄に企画:情報局、後援:陸軍省・海軍省が並ぶ異様さ。当時の日本の戦況を元寇になぞらえ、日本侵略をする元を神風が敗退させたという逸話を題材に、原作菊池寛大映社長、撮影宮川一夫さん松井鴻さん、キャストは阪東妻三郎さん、嵐寛寿郎さん、市川右太衛門さん、片岡千恵蔵さん、月形龍之介さん、原健策さんといった大映所属のオール […]
1952年時代劇映画「魔像」阪東妻三郎さんの細かな芸にキュン♡ 漫画に描かれているのは姿を消した喬之介(阪東妻三郎さん)と妻・園絵が久々に対面するシーンなのですけど、園絵が「お会いしたかった」と言って喬之介の胸にもたれかかる時、阪東さんがスッと右胸を出して園絵を受け止めるという仕草があり、見ていた私は本能的にキュン♡としてしまいました。 阪東さん、この時大人ですし、歌舞伎的な仕草で慣れている動作な […]
1957年時代劇映画市川右太衛門さん主演「旗本退屈男 謎の蛇姫屋敷」の衝撃の山場 時代劇のクライマックスに将軍暗殺を描く作品は多いですが、映画ともなると、防ぎようのない銃撃や派手な爆薬、大火などを用いた演出がされるものです。そこが醍醐味でもあります。 しかし、時代劇黄金期でドル箱シリーズでもあった「旗本退屈男」は、お金をたっぷりかけられていたと思われるにもかかわらず、将軍綱吉暗殺に東映特撮お手製の […]
1970年TV時代劇「大岡越前第1部」の榊原伊織のおさなさ 私が視聴していた頃の加藤剛さん主演版「大岡越前」では、榊原伊織は小石川療養所の先生で、すっかり大人でした。そのため、伊織のセリフが気になることは特になく、疑問に思ったこともありませんでした。 しかし、今回視聴している「大岡越前 第1部」の伊織は、それよりも前の時代を描いていることもあってか、発言がかなり子供じみていて驚きました。 あのイケ […]
時代劇言葉の使われ方「わらじを脱ぐんじゃなかった」 「わらじを脱ぐんじゃなかった」の意味 • 「わらじを脱ぐ」をもじった造語 • 宿泊先がヤバい状況だった 「わらじを脱ぐんじゃなかった」の使われ方 1967年のTV時代劇「俺は用心棒」において、長州の刺客でヤクザの新太(中野誠也さん)が泊まった旅籠で、幸せ女将がヤクザの仙次郎に拉致されます。 実は女将には辛い過去があり、その過去を知った旦那が怒り狂 […]
1989年TV時代劇「鬼平犯科帳」シーズン1第一話は衝撃だった TV時代劇にはびっくりするような展開が多く、思わず目がまんまるになってしまうことがありますが、中村吉右衛門さん主演の「鬼平犯科帳」はその中でも特にすごいです。 鬼平を狙う辻斬りの金子(近藤正臣さん)は、「匂油(香水)の香りがすごい」という設定ですが、金子自身は「血の匂いを消すため」と語ります。雇い主にそう告げた後の行動が衝撃的でした。 […]
時代劇言葉の使われ方「おすがり」 「おすがり」の意味 • 助けてもらうこと • 役人(目上)を頼ること 「おすがり」の使われ方 1960年の時代劇映画 「右門捕物帖 地獄の風車」 において、殺人犯の疑いをかけられ逃亡中の已之吉(里見浩太朗さん) と恋人お加代 が事件の黒幕たちに襲われます。そこをむっつり右門(大友柳太朗さん) と元スリの親分お由(青山京子さん) に助けられた後、会話の中でお由が「お […]