1ページのセリフ量の目安とカット方法

「少女マンガの作り方」書籍内で語っていますが、
1ページ目に書ける望ましいセリフの量は、
原稿用紙(20×20)の半分程度です。
実際に作るときは、シナリオのように原稿用紙にセリフのみを書きます。
キャラごとに1行ずつ改行して書きましょう。
改行をしないで原稿用紙にいっぱいにセリフを書いてしまうと、
1ページに納まりません。


文字だらけのマンガは、第一印象で読みたいと思われません。
文字の量だけで読みたくないと思われるのはもったいないので、
基本的にセリフは少なくします。

書きすぎたセリフのカット方法については
書籍で語っていますのでそちらを参考にして欲しいのですが、
少しだけポイントをお答えすると、
「セリフに優先順位をつける事」です。
優先順位を決めると言うことは、優先順位が上にくるセリフは
必要性が高い、低ければ必要性は低いという事になります。

必要性が低ければカット候補となるわけです。

こう言った事を決める基準を持っていないと
絶対にカットは出来ません。
愛すべき自分の漫画のセリフをカットするなんて
苦痛すぎると思うお気持ちはわかりますが、
とにかくセリフが多すぎる漫画は見た瞬間に自分以外は読まないものなので、
第三者に優しい漫画を届けたい気持ちも少し持つと、
カットしてみようかなと、思えてくるんじゃないかなと思います。

「少女マンガの作り方」
全国書店、Webで発売中

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