漫画の中の感情(喜怒哀楽)はバランスよく

書籍では「笑えるコマを作るワケ」のなかで語っていますが、
ブログでは補足です。

少女マンガの中身は、主人公の気持ちを描いていますが、
主人公が悲しんでばかり、泣いてばかり、怒ってばかり、ふざけて笑ってばかり
と、偏らないようにします。

キャラが怒ってばかり、泣いてばかり、ふざけてばかりだと、
読んでいて、いらっとしたり、いやな気分に感じやすいです。
キャラの特徴としておこりんぼう、泣き虫、などをつける場合が見られますが、
結構不愉快なキャラになりますので、注意が必要なんだなと
思っていただければ良いです。
描いてはいけないわけではありませんよ、あつかいに注意です。

漫画の中で主人公の気持ち「喜怒哀楽」が
バランスよくあると飽きずに面白く読めます。

感情は食卓に並ぶバランスの良い食事のように、
マンガの中で、喜怒哀楽をちょうどよくふり分けて作ると、
良い感じになるかと思います。
真面目な話が続いたから少し笑いを入れよう、という感じです。
感情が何も動かなすぎるのも退屈なので、スパイス的に入れましょう。

というわけで泣き虫キャラでも「喜怒哀楽」をバランスよく入れたら
まあまあ見れるようにはなります。

泣きたいときを描くのに参考の描き方も
書籍の中でこそっと入れてあります。
主人公がメソメソ泣いているだけのシーンは私は描きませんよお。
泣きシーンをかっこよく仕立てる演出なんですが
書籍の中では「主人公にウジウジさせない」
という解説で説明しています。

少女マンガの作り方
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