近藤勇が味方を斬る!?大河内傳次郎さん主演・1957年映画『桂小五郎と近藤勇 竜虎の決戦』
新選組は今でこそキラキラと描かれておりますが、
昔の時代劇では結構滑稽に扱われていました。
前回の嵐寛寿郎さんの近藤勇に引き続き、
今回は大河内傳次郎さんが演じた近藤勇です。
1957年新東宝制作の映画「桂小五郎と近藤勇 竜虎の決戦」で
大河内さんは近藤勇を演じます。
大河内さんも大変な映画スターで、さらにこの映画では
桂小五郎に嵐寛寿郎さんをはじめとする新東宝のスター俳優が出演しており、
私は期待して視聴しました。
大河内さんの近藤は、嵐寛寿郎さんの剣道部員の近藤勇のようではなく、
普通にいつものチャンバラ映画での剣術を使っており、
対決する桂小五郎の嵐寛寿郎さんも通常の剣術を使っていました。
新撰組隊士らも動きが良く、お話もテンポ良く展開し、
かっこいい映画に入る作品です。
だがしかし、やはり近藤勇の描き方がおかしいのです。
新撰組ら尊王攘夷派は、桂小五郎ら勤皇派とは敵対関係です。
隊士らが必死に、どんな手を使ってでも桂を追い込み捕まえるのですが、
どういうわけか近藤さんは桂を離してしまうのです。
しかも話の中で何回か出てきます。
なぜ近藤さんはそんなことをしてしまうのかというと、
卑怯な手を使って捕まえるのが気に入らないようなのです。
そんなことを言っている場合ではなかったはずなのに…。
さらに山場で桂小五郎と直接対決をするものの、
薩摩藩の加勢で桂が馬で逃げてしまったところを
隊士らが銃で狙撃するのですが、
近藤が隊士を後ろからバッサリと斬ってしまうのです。
こんな近藤勇は初めてで、
近藤勇は本当に勤皇派で間者だったのかな?
と思ってしまいました。
昔の新撰組は結構こういう感じに描かれがちなのでありました。
1957年新東宝制作「桂小五郎と近藤勇 竜虎の決戦」視聴方法
現在はDVD視聴のみです。
昔販売されたDVDなので、音質が悪いところがあります。
近藤勇の描かれ方には異論もあると思いますが、
面白い映画です。
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