- 2020年11月30日
少女マンガのコマ割りはどんな時にどう使うか
少女マンガのコマ割りは見た目から特殊だなと思います。このコマ割りの使い方については書籍に書きましたのでそちらを読んでいただければと思いますが、少しだけお伝えしますと、キャラクター、主に主人公の感情の動きによってコマ割りが変化している。というような事を書きました。 書籍の中には空間空白のあるコマ割りについて、1ページの中のコマ割りの配置決めなども本の中に書きました。 ここから先は書籍では語っていませ […]
少女マンガのコマ割りは見た目から特殊だなと思います。このコマ割りの使い方については書籍に書きましたのでそちらを読んでいただければと思いますが、少しだけお伝えしますと、キャラクター、主に主人公の感情の動きによってコマ割りが変化している。というような事を書きました。 書籍の中には空間空白のあるコマ割りについて、1ページの中のコマ割りの配置決めなども本の中に書きました。 ここから先は書籍では語っていませ […]
先日紹介した「少女マンガの作り方」の痛芽美さんですが書籍に載せるので流石に読めるように面白く描いております。本当の痛芽美さんは本当に読めるものではありません。。ぶっちゃけどういうものがダメなのかというものを現物で知りたいと思いますので公開します。 各原稿の下に副音声のように解説を入れています。デビューしていない頃の昔の手描き原稿なのでトレペが使われております。キャラ絵はおかしいです。 ↑NGは主人 […]
痛芽美さんとは、書籍「少女マンガの作り方」の中で出てくるキャラです。 主人公ですが、ネームの中の主人公芽美は明るい子です。それとは別キャラクターになりますが、痛芽美さんは、性格が暗く、ジメジメしていて、内向的で、ひとりの世界で妄想をしているような子です。友達がいなくいつもひとりなので、独り言が多く、長いです。 会話をする人がいなくて、暗い独り言が多いとどんな漫画になるのかを見ていただきたく描きまし […]
主人公と彼が一緒に住む理由はなんだって構いません。1コマ2、3行で終わる理由です。その程度です。適当でいいです。 適当に考えることが慣れていない方は、ここで悩んでしまうと思います。そう言う時は、理由を考えるより先に、一緒に住んでしまったシーンを描いちゃってから、理由をつけてください。 一緒に住む理由より、主人公と彼が住んでしまうこと、住んでしまった後の話の方が優先度は高いです。一緒に住んだ後の話に […]
恋愛漫画では主人公の言いたいこと、悩み、話などは、とにかく彼に全部言ってしまう演出の方が自然と面白く仕上がります。 普通は1人で考える時間と言うものが存在しているのですが、漫画にした場合、独り言は結構ダレやすいです。独り言も1コマ程度で片付けられるのなら入れても良いですけど、独り言が長すぎるとダレます。短縮する術に慣れないと、カットするのが多分無理だと思いますので、最初から独り言を入れない方向で考 […]
書籍では「笑えるコマを作るワケ」のなかで語っていますが、ブログでは補足です。 少女マンガの中身は、主人公の気持ちを描いていますが、主人公が悲しんでばかり、泣いてばかり、怒ってばかり、ふざけて笑ってばかりと、偏らないようにします。 キャラが怒ってばかり、泣いてばかり、ふざけてばかりだと、読んでいて、いらっとしたり、いやな気分に感じやすいです。キャラの特徴としておこりんぼう、泣き虫、などをつける場合が […]
漫画に出てくるキャラは一気に登場ができるように、キャラクターは近い関係性の設定にしておきます。全員同じコマ内に既にいるとか、次のコマで出てきてもおかしくないくらい近い関係にします。 全員クラスメイトが良い関係性です。 好きな男の子とは隣の席同士くらい近い方が良いです。隣の席だと漫画のお話になる2人の交流も、挨拶するとか、忘れ物を借りるとか、自然に接する機会が多く作れますし、絵にするときも、並んでい […]
書籍に書いておりますが、マンガに描くところがキャラの気持ちが動いているところなら、当然キャラの気持ちが動いていないところは意味がないコマとなり、いらない部分となります。読み切りの少女マンガの場合、主人公の目標達成の行動、彼とふれあうことに関係のないことは基本いらないです。 詳しくは書籍で書いていますのでそちらをぜひ読んで欲しいのですが、不要なコマがあると読むテンポが悪くなります。読んだときにこのコ […]
書籍内にコラムとして書いてあるので、そちらで全文を読んで欲しいのですが、今回は補足です。 若い世代向けの少女マンガの場合、リアリティーはあまり気にしなくて良いです。 都合良い女の子と男の子の恋愛漫画をジャンジャン描いて良いと思います。純粋に漫画で楽しい気分になってもらえたら良いだけなので。漫画は現実ではないものなので、非現実を思いっきり楽しめた方が良いです。 都合よく好きな男の子と出会い大した問題 […]
私の著書「少女マンガの作り方」で、少女漫画を構成する8要素の一番目に「主人公に目標を持たせること」を上げています。 この目標をはじめに持つということは、ジャンルが違えば目標を変えるだけでオールマイティー使えます。 この「目標を持つ」ということは、他にも重要な役割をもっております。それは 「目標を持つとドラマが生まれる」 という事です。 人間、何かやろうと思ったら、そうなるよう行動を起こすようになっ […]