1960年東映『水戸黄門漫遊記 怪魔八尺坊主』|宇佐美淳也さん版・元気すぎる黄門様が面白い

1960年東映『水戸黄門漫遊記 怪魔八尺坊主』|宇佐美淳也さん版・元気すぎる黄門様が面白い

1960年公開の東映映画、宇佐美淳也さん版の黄門様が登場する
『水戸黄門漫遊記 怪魔八尺坊主』は、とにかく黄門様が元気すぎるのが見どころです。

序盤こそ杖をつき、落ち着いた物静かな雰囲気なのですが、物語が山場に近づくほど動きが快活に。
崖っぷちで敵と格闘したり、取っ組み合って転げ落ちても元気。

杖なしで爽快にダッシュし、格さんと協力して大砲を連発。
大砲に玉を込めてから姿勢を整えるまでの動きがやたら機敏で、
座り方や動きがどう見ても“軍人そのもの”で思わず笑ってしまいました。

主演の宇佐美淳也さんは40代前半頃の出演で、カメラが寄ると若さがよくわかります。
他の俳優さんの演じる黄門様とは違い、若さが隠しきれないほど快活で、
そのギャップがとにかく面白い作品です。

助さん(南郷京之助さん)、格さん(石井一雄さん)は
若手ながら非常にまじめに役を演じており、ふざけた場面はありません。
しかし出演者全員が陽気な気質の方々のせいか、
作品全体がとても明るく元気な雰囲気になっています。
こうした“明朗で爽快な水戸黄門”は、東映時代劇と相性抜群です。

「水戸黄門漫遊記 怪魔八尺坊主」について

内容は、旅先で起こる不思議な事件を解決しながら悪をこらしめるという王道展開。
1950年代〜60年代前半にかけて東映では複数の「水戸黄門漫遊記」映画が制作されましたが、
俳優が変わっても安定して楽しめるシリーズです。

助格が若くアイドル系の雰囲気になるのは東千代之介さんの頃からですが、
若い黄門様を起用しているのはこの時代では珍しい作品です。
快活な黄門様が想像以上に面白く、じわじわ魅力が増していく一本でした。

映画界の斜陽期に入った60年代頃ということもあり、
宇佐美淳也さん版の黄門様には第二作以降がないのが残念ですが、
何度でも見られる気軽さは他の東映版水戸黄門と同様の良さだと思います。

「水戸黄門漫遊記 怪魔八尺坊主」の視聴方法

東映オンデマンドで視聴できます。
個別購入も可能です。

◾️「水戸黄門漫遊記 怪魔八尺坊主」
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