民間ロケット３社のそれぞれの盛り上がり方に見るドラマの違いそれぞれの思い
最近民間ロケットの打ち上げが重なって
ロケット好きには楽しい時間を過ごさせてもらっています。
ロケットというと
NASAやJAXAですけれども、
近年では民間のロケット産業が活発になって来ておりまして
その中でも有名な３社の打ち上げ時の盛り上がり方が全然違い、
そこに見受ける人間ドラマが熱いなと思い今回語ろうと思いました。
その３社というのがこちら。
１：インターステラテクノロジズ
２：ブルーオリジン
３：スペースX
１：インターステラテクノロジズ
インターステラテクノロジズは日本の会社ですが
つい先日の７月３１日午後１７時にMOMO６号機ロケットの打ち上げを行い
無事に成功しましたね。
その時の打ち上げライブ映像が結構面白かったのですよね。
この会社って現代の最新技術を扱い、とても優秀な方々がたくさん働いていると
思うのですけれど、ロケット発射を見せるだけではなく、
遊びの演出を入れ込んでいて、
ロケット発射の映像を見てくれている人も楽しんでもらおうと
色々と細かい演出を作っていたのですよね。
最新技術を取り扱っているのに面白い演出も作っていたという
ギャップが面白かったですよね。
何やっていたかというと
ロケットの機体の中に
可愛らしいマスコットが搭乗していて宇宙に行くのですね。
そのマスコットが可愛いデザインだったんですよ、TENGAなんですけどね。
日本て可愛いマスコット作らせたら世界一ですよね。
その映像だけ見ても可愛いのですが、
ロケット飛んでいる最中にTENGAロボがしゃべるのですよ。
体分声優さんと思いますけど、別スタジオで声当ててるとか
思うと笑えるじゃないですか。
他にもスタジオでTENGAロボットがヒーローショーみたいに
出てきて、海に落ちたという前提があるので
わかめをつけて登場したんですよ、声優が声当てながら。
なぜ突然ロボットが出てきたかはロケット発射後の会見で分かるのですが、
こう言う細かいことやるのが日本らしいなと思いましたね。
発射は１：００：１０秒あたりからです
インターステラテクノロジズは他にも
微笑ましいところがありまして、
発射台の周りに出資してくれた企業の広告と思いますけど
看板に貼り付けているのですよね。
NASAやJAXAの発射台でそんなの見ないじゃないですか。
あと、ロケットが発射するときのカメラ映像が微妙にダサくて
そこが日本らしくて好きなんですよね。
日本て細かい点気にするのにそこは素人映像でいいの？って
そこは映像やってる人じゃないと見ないと思うので
どうでもいいかもしれませんが。
ここまで見ると面白いだけなのですが、
そこで終わらずロケットの発射後の会見で
ドラマを描いてしまったのですよね。
それはTENGA代表の松本光一社長のコメント
ここに今回のロケット打ち上げのドラマを
見ましたね。
思いがものを作って
思いが現実を作って
思いが未来を作ります
思いを持つこと
好きなことを続けること
本当に大切なことと思っています
違いを思いやること
感謝を忘れないこと
違いを認め合うこと
喜びあえること
本当に大切だと思っています
なぜならそれが
愛と自由につながると
本気で信じています
2021年7月31日(土)21時00分〜 「TENGAロケット」打上げ実施後記者会見
（TENGA代表の松本光一社長のコメント３３：０５秒あたり）
２：ブルーオリジン
こちらの会社はAmazonの設立者ジェフ・ベゾスが設立した航空宇宙企業ですね。
かなり昔から開発を進めていたら強いのですけど
完璧になるまで表沙汰せず本当に秘密に動いていたようです。
聞いたことない企業がテキサスの砂漠の土地を買い占めているのを
不動産屋が気になって調べたところジェフ・ベゾスの会社だったという
話があるそうで、
完璧になるまで公表しないと言うのがジェフ・ベゾスらしいですよね。
ブルーオリジンもつい先日の７月２０日に
ニューシェパードロケットの打ち上げがあり成功しました。
こちはらジェフ・ベゾスと弟、１８歳の青年と８２歳の女性の４名を乗せた
世界初の商業有人宇宙旅行でしたね。
ブルーオリジンの有人を乗せた打ち上げも初だったそうで
そこに創業者が乗ってしまうとは大胆ですよね。
よほど自信があったのだと思います。さすがジェフ・ベゾス。
創業者が初の有人飛行に搭乗した所に王者のドラマを見ましたね。
飛行を終えて地球に戻ってきた後も宇宙船の中で手を振っていて
余裕でしたよね。
ブルーオリジンのロケットは
商業用ロケットとして一番利用されそうで、もっとも信用が得られそう思いました。
その辺はブルーオリジンのYouTubeサイトやネットの記事で見れますね。
日本語の記事を見ると安定感がありますよね。
今回の打ち上げにまつわるドラマが感じられる記事がありました。
そこには搭乗した４人の経緯についてや、
ニューシェパードロケットの打ち上げ日が
米国時間7月20日、アポロ11号の月面着陸から52周年だったこと、
飛行後の記者会見で４人が宇宙に行った人に与えられる伝統的なバッジである
宇宙飛行士の「翼」をつけてもらったところ、
ジェフ・ベゾスがAmazonの全従業員と何百万人もの顧客に感謝した所、
「まじめな話、この費用を支払ったのはあなた方です」と言った所、
そしてこの事業がどういう事なのかを語ったベゾスの次の言葉が
ほんと、よかったです。
「これは地球を脱出しようという話ではありません。
肝心なのは、太陽系の中で良い惑星はこの惑星しかないということです」
「私たちはそれを大切にしなければなりません」
記事元：ブルーオリジン初の有人宇宙飛行後、ベゾス氏とクルーが記者会見「より重大なミッションの練習」
https://jp.techcrunch.com/2021/07/21/2021-07-20-bezos-and-crew-host-a-giddy-press-conference-after-blue-origins-inaugural-crewed-launch/
ブルーオリジンYouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCVxTHEKKLxNjGcvVaZindlg
ブルーオリジンのスタッフと思われる集団の打ち上げ時の映像が少しだけ見れるのはこちら
１４：１９あたり、本当に一瞬です。みんなでスマートに見て喜ぶ感じ。
３：スペースX
スペースXとテスラ・モーターズ、AI系やその他いろんな会社を経営している創業者の
イーロンマスク、この人が今年「BTC！」とTwitterで呟いただけで３００万から６００万まで
ビットコインが急騰する投資家世界でもおなじみの人ですよね。
私の家の近所の某書店カフェの駐車場にテスラの充電チャーチが突然設置され
通りすがりに２度見してしまいましたね。
スペースXの一番かっこよかった打ち上げはファルコン・ヘビーですね。
テスラの車を火星軌道に乗せるというミッションが本当、民間ならではの発想で
面白かったのですが、実際盛り上がってましたね。
他にもロケットのサイドブースターが離陸して宇宙へ行き
お役目を果たしたので地球へ戻ってくるのですが、
サイドブースター２機が同時に戻ってきて所定の位置へ着陸するシーンが
本当にかっこよくて痺れましたね。
スペースXのスタッフ達の歓声や
ファルコン・ヘビー発射後、いてもたってもいられず
外へ飛び出していくイーロンマスクが映画の主人公のようでしたし、
数分で良い映画を見た感じにさえなりましたね。
その映像がこちら（７：２４秒からスペースX、ファルコン・ヘビー発射）
スペースXはNASAとパートナーシップを結びますが、
宇宙事業を商業化することは安全性を危険にすものでやめるべきだと、
反対ををした人がおりました。
それが、アポロ宇宙飛行士のニール・アームストロング氏、ジーン・サーナン氏。
アメリカではヒーローの両名、イーロンマスクにとっても憧れのヒーローから
「お前経験がないからダメだ」と言われてしまいます。
そのことについてのインタビューが次の映像にあるのですが
憧れの人に拒否されるのは辛いですよね。
この辺りは本当にドラマですね、
インターステラーテクノロジズや、ブルーオリジンにはない
勇者と勇者の憧れの人、みたいな強力なキャラクターが出てきてしまいましたね。
この先が見たい、勇者を応援したくなる状況だけどどうなるの？みたいな感じ。
イーロンマスクはアポロ宇宙飛行士のニール・アームストロング氏、ジーン・サーナン氏
アメリカのヒーローの両氏宛にただただこう語ります。
「スペースXを見にきて欲しい、
どれだけ一生懸命やっているか見てほしいです」
スペースXはファンが相当多いと思います、
それが少し分かるのがYouTube。
みんな好き勝手にスペースXの映像編集を作ってアップしているのですが、数が多いです。
その上映像が素晴らしく、ドラマティックに作るので感動しちゃうんですよね。
人の心に届くのはスペースXなのかなと思いますね。
余談ですが
ロケット打ち上げの時ってなんか
映画のアルマゲドンのテーマが頭の中で流れるんですよね。
いい歌でしたね。
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