毎日飲む持病薬の災害時の備え

毎日飲む持病薬の災害時の備え

甲状腺機能低下症になり毎日薬を服用するわけですが
災害時の備えをしておこうと思い、
病院の医師や調剤薬局の薬剤師さんに
聞いてみました。

医師に確認をしたところ
あくまで、緊急時の想定ですが、
私の場合ですと、甲状腺低下症の薬を7日、1週間服用ができなくても
許容範囲内だそうです。

薬には、半減期というものがあり、薬にはこの期間が定められているようですので、
自分の薬の半減期を確認をする。

■半減期とは
薬学の分野では血中薬物濃度が半減するまでに要する時間を指し、「薬物の半減期」や「血中濃度半減期」「消失半減期」と呼ばれる。 半減期が短いということは、薬物が素早く代謝・排泄されることを示しており、薬の効き目も短い。

https://answers.ten-navi.com/dictionary/cat04/1194/#:~:text=%E8%96%AC%E5%AD%A6%E3%81%AE%E5%88%86%E9%87%8E%E3%81%A7%E3%81%AF%E8%A1%80,%E8%96%AC%E3%81%AE%E5%8A%B9%E3%81%8D%E7%9B%AE%E3%82%82%E7%9F%AD%E3%81%84%E3%80%82

■甲状腺低下症の薬、チラーヂンSの半減期
(血中濃度が半分になる期間)は7日なので、少々飲む時間がズレても(7日後の事なので)問題ありません。~甲状腺:専門の検査/治療/知見② 橋本病 バセドウ病 甲状腺エコー 長崎甲状腺クリニック大阪~
https://www.nagasaki-clinic.com/lt4/#:~:text=%E3%83%81%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%82%E3%83%B3S%E3%81%AE%E5%8D%8A%E6%B8%9B%E6%9C%9F,%E3%81%AE%E4%BA%8B%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%A7%EF%BC%89%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%9B%E3%82%93%E3%80%82

薬の備えとしてよく言われていることは、
持病薬を余分に持っておく。
だいたい7日、1週間分くらいあれば良いと言われています。
ですので、薬がなくなる1週間前くらい前に薬をもらいに行くと
余分な薬が常に保持できている状態にもなります。

他には、災害の規模にもよりますが、
現在、医療機関で使えるシステムで言うと、
オンライン診療で薬をもらう方法です。
コロナのおかげでというか、
オンライン診療が急速に拡大したことで、病院に行かなくても
ネットで診察を受け、薬を貰うことが可能になりました。
もし、かかりつけの病院が災害時に利用できなくなった場合でも、
通信機能が生きていれば、オンライン診療が使えます。
薬の受け取り方法は様々で、開いているお住まい近くの調剤薬局に
受け取りに行ったり、自宅配達も選べます。

オンライン診療は、保健診察ができるものもあります。
全国規模で行っている場合と、市区町村限定化の違いはありますので
ご利用にあたり、調べておくと良いです。

■患者の目線クリニック(保険診療あり)
https://k-mesen.jp/lp/online

■CLINICS(クリニクス)全国のオンライン診察が検索できます。
https://clinics-app.com/

調剤薬局の薬剤師さんによると、
オンライン診察での処方箋受付は、
各調剤薬局さんで受付が違うそうなので、
受付可能の店舗、できない店舗の確認をしておくと良いそうです。
大手の調剤薬局さんはやっていると思うと話されていました。
しかし、最終確認は個人で行っておいた方が良いですね。

次に、自分の住まいである市区町村の災害時の医薬品対策を調べておきます。
私は東京都渋谷区に住んでいるのですが、
渋谷区の場合は、渋谷区薬剤師会が災害時の医薬品管理について発表をしており、
災害時には、14か所の救護所に医薬品を配置し、救護所で薬の受け取りができる
ようにしています。医薬品の管理についても、
医薬品は使用期限があるため、年に3回入れ替えを行なっているそうです。
緊急医療救護所は、意外と知らない方もいると思うので、
最寄りの救護所を調べておくと良いです。

■ 渋谷区の緊急医療救護所一覧
https://bosai.city.shibuya.tokyo.jp/hinan/iryoukyugo-ichiran.html

■身近な健康相談は、かかりつけ薬局・薬剤師へ(渋谷区)
https://files.microcms-assets.io/assets/12995aba8b194961be709ba879857f70/59a55e4570ab49cd85d999860f16cb9e/assets_kusei_s210115_1-3_web.pdf

お薬手帳について、
お薬手帳は東日本大震災の時に、その重要性が見直されたそうです。
災害時に家にある薬が全部持ち出せなくても、お薬手帳があれば
同じ薬、もしくは似た薬が処方できるので持っておくと良いそうです。
お薬手帳は、アプリのお薬手帳のeお薬手帳と、
紙のお薬手帳があります。
念の為に、どちらも持っておくと良いそうです。

あとは、マイナンバーと健康保険証を紐付けておくと、
カード情報から、薬の履歴が全部わかるそうなので、
マイナンバーカードも保険証、お薬手帳に使えます。

また、災害時にはお薬手帳で持病の薬であることがわかれば、
処方箋なしで薬をもらうことが可能だそうです。
東日本大震災時には、ライフラインが絶たれ、
パソコンでの確認ができなかったため、お薬手帳を使い、
手動で薬剤師さんが作業にあたっていただいたそうです。

■くすりの話、東日本大震災時の薬をめぐる状況
https://www.min-iren.gr.jp/?p=36869

■熊本地震で再認識される「おくすり手帳」の重要性…災害時の備え、今こそ確認を
https://answers.ten-navi.com/pharmanews/6672/

東日本大震災の経験からは、宮城県薬剤師会が開発した
動く自動車薬局「モバイルファーマシー」という乗り物があります。
こちらは熊本震災で実働したそうです。すごいですね。

■【写真14枚】移動型薬局!?モバイルファーマシーを徹底調査!
https://bigfjbook.com/mobile-pharmacy/

災害時の薬の備えとして、
自分の罹患している病気で服用する薬の半減期を知り、
余分に薬を保持しておくこと。
住まいの地域により、オンライン診察や対応に
違いはあると思うので、
まずは、かかりつけの病院の先生や調剤薬局の薬剤師さんに相談してみる。
そして、自分が住む、市区町村の災害対策を知り、
緊急医療救護所を確認しておく。

お薬手帳は、紙、アプリ、マイナンバーのいずれかを保持、
または全部持っていても良いですね。
日々、医療や通信システムは向上していますし、
モバイルファーマシーのように、
過去の災害から活かされたことも多くありますので、
医療には安心と信頼ができる面もあります。
そうはいっても、災害時は最悪手動になる可能性もあるので、
持病がある場合は最低限、お薬手帳の記録は持っていたほうが
良いと思いました。

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松元美智子 1996年少女漫画雑誌「ちゃお」デビュー/漫画家/イラストレーター/3DCGゲームアニメーター/書籍執筆/投資家/Python/UE5/最新刊「少女マンガの作り方」/Web「松元美智子クリエイティブブログ♡公式」で過去の漫画や制作に役立つ情報毎日投稿中/法政大学経済学部経済学科通信教育部生/メンタル心理カウンセラー

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