イメージと現実

イメージと現実

蓮の花は美しいとよく言われます。
泥の中から美しい花を咲かせるので
神秘的、慈悲、清らかなど
高貴な言葉で称されることも多く
ネットで見る蓮の花の写真もどれも美しいので
見たことがなくとも情報から
蓮は綺麗なんだというイメージを抱いた私です。

また仏教でも蓮は特別な花と呼ばれていますから
私は蓮を相当綺麗なものと思っていたのですね。

数年前に京都に行く機会がありまして
その時にとあるお寺に観光に行った際、
初めて蓮の花を見たのですよ。
ドキドキしましてね、
あの美しい蓮の花を見れるんだ
見たらどうなってしまうんだろうと
相当期待値を上げて蓮の池に近づき見たのですよ。

目撃した蓮は
浮き輪のような大きさの葉っぱと
細い茎が縦にヒョロヒョロと伸び散らかし
頭でっかちのピンク色の花を咲かせておりました。
もう葉と茎と花のバランスがどうしようもなく悪すぎて
黄金比のかけらもないその姿に
一気に引いてしまったのですよ。

過度の期待をした私がいけないのですが
これまでに見てきた蓮の花の写真写りが良すぎたのと
蓮の花をたとえる賛辞の言葉に惑わされて
気がつかない間に勝手に美化してしまっていたのですね。

もうそれは初恋の人を理想化しすぎて
実際に話したらイメージと違って冷めてしまった時と
同じ印象ですね。
少女漫画らしいですね。

見たこともないのに期待はしないと。
蓮の花を通して学びましたね。

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松元美智子 1996年少女漫画雑誌「ちゃお」デビュー/漫画家/イラストレーター/3DCGゲームアニメーター/書籍執筆/投資家/Python/UE5/最新刊「少女マンガの作り方」/Web「松元美智子クリエイティブブログ♡公式」で過去の漫画や制作に役立つ情報毎日投稿中/法政大学経済学部経済学科通信教育部生/メンタル心理カウンセラー

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