映画1979年公開「奇跡の人」

映画1979年公開「奇跡の人」

これ子供の時と大人の時に見るとでは
全然違った心情になりますね。
大人って余計なこと考えるんだなと思いました。
無意味な言葉や行動が多いのが大人かな。

子供の時これを見た時は
単純にすごいとか、そんなことができるの?とか
本当に奇跡だねとか
ヘレンとサリバン先生の出来事、行為に感激する、
みたいな感じでしたが、

大人になって見たら
サリバン先生のヘレンへの対応こんなにひどかった?とか
虐待に囚われない?とか
両親が言うように施設に任せてもいいと思う。
など、
そういった感想も素直に心に起こりましたね。

しかし今一度この映画をみて、
サリバン先生とヘレンの関係や
ヘレンの両親やヘレンの兄弟の行動や発言を見て、
自分の中の大人視点も突き放してみると、
大人的な意見や言葉は
正解でもないし、何の意味も持たないものなんじゃないかとも
感じました。

サリバン先生の言う
ヘレンを普通の子として扱うと言ったところがあるのですが、
多分子供の時だったら
当然のことじゃんと思ったと思いますけど、

大人になると
そんなことはできない、それは無責任だとか、
色々な考えが出てしまうものだなと思いました。

考えというか、考えているように見えて
本当は何の意味も持たない、
無駄な思考や感情を無意味とか他の最もらしい言葉で
片付けて自己満足しているだけなのかもしれませんが。

無意味な言葉や行動が多いのが大人でもある、
とも言えるのかなと思います。

かといって、現代にヘレンがいたとして、
ヘレンを野放しにして
周りの人の協力を仰ぐのは違いますし、
サリバン先生のようにマンツーマンでないと
厳しいのではないかと思いますが、
こういった考えも蛇足だなと思いましたね。

サリバン先生は当時21歳、
自身も幼少時に弱視を患い、尚且つ施設育ち、
先生としての仕事はヘレンが初めて。
サリバン先生をヘレンの教師に紹介したのは
電話の発明家として知られる有名なアレクサンダー・グラハム・ベル
ですが、
いくら有名人の紹介でも
サリバン先生の経歴と若さで
大人がぜひお願いしますと思うかというと
そんなことはないとも思います。

色々とすごい状況が重なっているところも
改めて見て驚いた部分ですね。

この映画の中でヘレンの兄が
サリバン先生とヘレンの関係を結びつけるために
過保護な両親に考えを変えるよう意見するのが
若いお兄さんがとても良い立場になっているのが
印象的でもありました。

ヘレンとサリバン先生以外の人たち、
ヘレンのご両親の葛藤や
このお兄さんの現状打開の動きは
大人の方は受け入れやすいと思います。

ヘレンとサリバン先生と両親だけだったら
うまくいかなかったかもしれないし
ヘレンとサリバン先生だけでも
うまくいかなかったかもしれないし
人間関係ってそこそこ多くいて
それぞれの意見を聞き入れて考えを改めることも
大事だなとか思いましたね。

このように、奇跡の人は
多角で見ることもでき、
様々な面で多くの学びがあったこと、
大人の自分を改めるために
たまにこの映画を見るのは
良さそうだと思いました。

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松元美智子 1996年少女漫画雑誌「ちゃお」デビュー/漫画家/イラストレーター/3DCGゲームアニメーター/書籍執筆/投資家/Python/UE5/最新刊「少女マンガの作り方」/Web「松元美智子クリエイティブブログ♡公式」で過去の漫画や制作に役立つ情報毎日投稿中/法政大学経済学部経済学科通信教育部生/メンタル心理カウンセラー

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