昆虫は年間約10兆円の貢献をしている

昆虫は年間約10兆円の貢献をしている

学術誌米国科学アカデミー紀要PNASで発表されている
絶滅から昆虫を救うために人間ができることの記事で
日本の自然擁護、アニメーション映画など
昆虫への感謝を高めるモデルとなる可能性があると
紹介されている。昆虫は食べるんじゃない。

これは2021年の記事ですが
昆虫がこんなに世界に貢献していたことを知り
昆虫を見る目がさらに変わりましたね。

昆虫は小さいし興味がないと
どれだけの数がいるのかも
わからないと思いますが、
地球上の生物の内訳を見ますと下記のようになります。

「137万種を超す動物の内訳は、哺乳類が5513種、
背骨がある脊椎動物が6万6178種、鳥類が1万425種、
爬虫類が1万 38 種となっている。
なかでも、種の数が圧倒的に多いのは昆虫で、
その数、なんと100万種。」

引用:地球でもっとも繁栄している生物は「昆虫」だってホント!? 眠れないほど面白い地球の雑学(58)【連載】
https://www.lettuceclub.net/news/article/171487/

ご覧の通り、地球は昆虫の星なのですよ。
人間なんて全生物の0.01%しかいないんです。
しかも人間は1種しかいないので
絶滅危惧種みたいなものですよ。
最後まで生き延びる生物は昆虫だと思いますね。

昆虫のなかでも花粉媒介者の貢献が
米国経済で年間700億ドル、約10兆円(2023年レート)規模の貢献を果たしていると
PNASの記事で紹介されているのです。

それでも昆虫の数が減っているとのことで
昆虫の保護活動が世界的に広まっているのですが、
学術誌米国科学アカデミー紀要PNASで発表の記事
「Eight simple actions that individuals can take to save insects from global declines
世界的な昆虫の減少から昆虫を救うために個人が実行できる 8 つの簡単な行動」

では、昆虫が地球上で果たしている重要な役目を紹介しつつ、
昆虫保護活動のために人間一人ひとりができる行動を紹介しています。

8 つのアクション項目
昆虫に優しい生息地を作る
1 芝生を多様な自然生息地に変える。
2在来植物を育てます。
3農薬と除草剤の使用を削減します。
4屋外照明の使用を制限します。
5車両や建物の外装の洗浄からの石鹸の流出を減らし、私道のシーラントや氷結防止塩の使用を減らします。

昆虫への意識と感謝の気持ちを高める
6昆虫に対する否定的な認識を打ち消します。
7教育者、大使、昆虫保護の擁護者になりましょう。
8地方政治に参加し、科学を支援し、投票しましょう。

上記の6項目目、昆虫に対する否定的な認識を打ち消します。
で、昆虫への愛着が広く普及している国の例として
日本が挙げられています。
その記事の部分は下記です。

「養殖中の昆虫を促進するメカニズムを開発することによって、昆虫への感謝の気持ちを高めることもできます。昆虫への愛着が広く普及している国の例は日本です。そこでは、昆虫は人気のあるメディア、アニメ映画、有名人のクイズ番組に頻繁に登場し、興味深く有益なものとして描かれることがよくあります ( 42 )。日本の昆虫の多くには親しみやすい通称があり、昆虫はアニメ映画や漫画に擬人化された特徴を持って登場します。他の国の昆虫愛好家は、イトトンボの「バイオレットダンサー」 ( Argia umipennis ) や直翅目の「レインボーバッタ」 ( Dactylotum bicolor ) など、ポジティブな意味合いを持つ一般的な名前を提唱する努力をすべきです。また、メディアに頻繁に登場する種の一般名 (例: オオスズメバチ、ベスパ マンダリニア) を標準化し、「殺人スズメバチ」のような否定的な雰囲気を伴う一般名を避けるための協調的な取り組みも必要です。日本は、昆虫に対する態度を改善する手段として、有名人の自然擁護、アニメーション映画、創造的な通称の使用を通じて昆虫への感謝を高めるモデルとなる可能性がある。」

引用:「Eight simple actions that individuals can take to save insects from global declines
世界的な昆虫の減少から昆虫を救うために個人が実行できる 8 つの簡単な行動」

https://www.pnas.org/doi/full/10.1073/pnas.2002547117

仮面ライダーや風の谷のナウシカナウシカ、みつばちハッチ
つの丸先生のサバイビーとか、絵本のはらぺこあおむしとか、モスラも?
もっとあると思いますが、
昆虫を題材にしたアニメや漫画や映画日本の作品
多いですよね。

小さい頃から昆虫を擬人化したキャラクターで接しているのは
昆虫を無意識に肯定的に捉えられるようになる
要素の一つであると思いますね。
ストーリーは大体可哀想な話なのですけど、そういった感情に接する作品の方が
記憶には残りやすいですね。

日本の昆虫に対しての接し方や行いが
世界的におすすめされている間に
こっそりと昆虫を食す実験は
やめにしましょうと思いますね。

引用:「Eight simple actions that individuals can take to save insects from global declines
世界的な昆虫の減少から昆虫を救うために個人が実行できる 8 つの簡単な行動」


https://www.pnas.org/doi/full/10.1073/pnas.2002547117

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松元美智子 1996年少女漫画雑誌「ちゃお」デビュー/漫画家/イラストレーター/3DCGゲームアニメーター/書籍執筆/投資家/Python/UE5/最新刊「少女マンガの作り方」/Web「松元美智子クリエイティブブログ♡公式」で過去の漫画や制作に役立つ情報毎日投稿中/法政大学経済学部経済学科通信教育部生/メンタル心理カウンセラー

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