ミイラから作られた絵の具で描かれた名画

ミイラから作られた絵の具で描かれた名画

ウジェーヌ・ドラクロワの民衆を導く自由の女神
(La Liberté guidant le peuple )
女神に導かれる人々が描かれているが
人間そのものを入れて描いているらしいと聞いて
驚きましたね。

民衆を導く自由の女神はこちらです。
教科書にも載るほど有名な作品ですね。

Delacroix, EugèneFrance, Musée du Louvre, Département des Peintures, RF 129 – https://collections.louvre.fr/ark:/53355/cl010065872 – https://collections.louvre.fr/CGU

その絵の具は
16世紀から1900年代初頭までミイラを原料とした
絵の具が使われていたことが判明しており
多くの画家が使い、ドラクロワもその一人。
「マミーブラウン(ミイラの茶色)」の絵の具がそれらしいのだ。

◾️マミーブラウン – Wikipedia
マミーブラウン(英語: Mummy brown)はバーントアンバーとローアンバーの中間色にあたる、アスファルト質で濃い茶色の顔料である。 ラファエル前派の画家が好んで使っていた絵具のひとつである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3#:~:text=%E3%83%9E%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3(%E8%8B%B1%E8%AA%9E%3A%20Mummy%20brown,%E7%B5%B5%E5%85%B7%E3%81%AE%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%81%A4%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82

20世紀初頭頃に質の良いミイラが入手しづらくなったことで
マミーブラウンの販売は無くなったようですが
マミーブラウンを販売していた
アメリカの絵画用具メーカー「ロバートソン社」では
1980年代末まで店内にミイラの一部があったとのことです。

貝殻を砕いて絵の具にしていたとかは
聞いたことありましたけど
ミイラを細かくして絵の具にしていたのは初めてでした。
恐怖というかなんというか・・・
でも、昔の人って今と違い
割とそういうところありますよね。
昔の話見ると倫理観がまだはっきりしていないようで
グロさがとてもきついですよね。

しかし、ミイラの色が画家たちの審美眼に
止まってしまったのは
色彩の悪魔というか
画家たちを否定できない感覚もわかります。

ルーブル美術館で私は実際にこれを見ていまして
とてもお気に入りの絵画の一枚なのですが
今後は少し見方が変わりますね。

それにしても美しい絵です。

◾️あの名画は、ミイラから作られた絵の具で描かれていたのか?ヨーロッパの画家たちが使ったマミーブラウンと呼ばれる茶色の絵の具の秘密
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/093000570/

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松元美智子 1996年少女漫画雑誌「ちゃお」デビュー/漫画家/イラストレーター/3DCGゲームアニメーター/書籍執筆/投資家/Python/UE5/最新刊「少女マンガの作り方」/Web「松元美智子クリエイティブブログ♡公式」で過去の漫画や制作に役立つ情報毎日投稿中/法政大学経済学部経済学科通信教育部生/メンタル心理カウンセラー

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