ピータージャクソンの神話に対する姿勢と表現を見て自分の感性が恥ずかしくなった

ピータージャクソンの神話に対する姿勢と表現を見て自分の感性が恥ずかしくなった

ニュージーランド先住民族の伝説の一つが
ロードオブザリングで使われてたのですけど
NZが故郷のピータージャクソン胸アツですね。

大学の英語のテキストの中の一つに
ニュージーランド先住民の話がありまして、
ニュージーランド島は北島と南島があるのですけど
その島が誕生した時の伝説の話です。

「ニュージーランドは北島と南島があるのですが、
マオリ族の伝説にニュージーランドは神マウイが作ったという
伝説があります。
神マウイは太平洋の他の島からカヌーに乗ってやってきました。
神マウイがカヌーで釣りをしていてとても大きな魚を釣った
その魚が北島になりカヌーが南島になった。」

という伝説です。

文字だけを見て思ったのが
カヌーと大きな魚が
島になったったというけど、そんなわけないし
カヌーと大きな魚はそこまで大きくないでしょうと
現実的なことを言って夢も何もない話にしてしまいましたが
これ普通の感想ですよね。

しかしそこで気がついたことがあり、
私は映画のロードオブザリングが大好きなのですけど
監督はニュージーランド出身のピータージャクソンですよね。
ロードオブザリングの数あるエピソードの中の一つに
このマオリ族の伝説の話が用いられていたのですよ。
驚きましたね。

私が現実的なことを思って伝説を笑った
カヌーと大きな魚を扱ったシーンを
ピータージャクソンは
美しい神話のような景色の中でカヌーに乗って釣りをするという
演出をしていたのですよ。
ピータージャクソンの神話に対する姿勢と表現を見て
自分の感性が恥ずかしくなりましたね。

このマオリ族の伝説である
ニュージーランド島誕生神話は
ロードオブザリング王の帰還の冒頭です。
醜い姿のゴラムがまだ人間だった頃の
友達とカヌーにのり魚釣りをしている時のお話です。
魚も確かに普通よりは大きかったですけど
普通と呼べるサイズの魚です。
かニューは至って普通の大きさでした。

神話って普通ではない表現も用いられることが多く
日本も古事記など見ると
雲の上から竿下ろしてぐるぐる回したら
島が出来たとか、
人間の脇から神が生まれたとか
ちょっとぶっ飛んだ内容ですけど
これをぶっ飛んでいると捨ててしまわずに、
至って普通に見る、見せることができる演出をした
ピータージャクソンに
すごいなと思いましたね。

少し変わった話やひくような話でも
捉え方でこんなに変わるのかと
ニュージーランドのマリオ族の伝説とピータージャクソンに
教えてもらったような気がします。

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松元美智子 1996年少女漫画雑誌「ちゃお」デビュー/漫画家/イラストレーター/3DCGゲームアニメーター/書籍執筆/投資家/Python/UE5/最新刊「少女マンガの作り方」/Web「松元美智子クリエイティブブログ♡公式」で過去の漫画や制作に役立つ情報毎日投稿中/法政大学経済学部経済学科通信教育部生/メンタル心理カウンセラー

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