デビュー1本前の漫画原稿の冒頭はこんなのだった

デビュー1本前の漫画原稿の冒頭はこんなのだった

昔のブログサイトでアップしていたデビュー1本前漫画の冒頭2、3ページ
見開きの画像があったので公開。
最近漫画の冒頭についてのブログを連続して書いていたので
ちょうど良いタイミングかなと思いました。

実際の原稿の方がリアルが出ますよね。

その漫画がこちら。

画質があまり良くなく文字が消えてしまい
読めないのですが、
あんまじっくり読まなくても大丈夫です。
全然大した内容じゃないので。

内容は
「小学5年生の主人公の女の子が
夏休みの宿題を8月31日にやり始めたけれど

全然わからないし時間がないしで
やばいなーと思っているところに
隣の家の幼なじみの男の子が邪魔しにきた。」

と言う内容です。

大した内容じゃないので読んでいる人を大きく惹きつける
内容ではないですね。あるある話で読んでくれそうな
パターンかなと思います。

・宿題やってなくてわからない、できない。
・宿題できなくてやばい!困っている!
・そんなところに邪魔しにきた人がいる。

と言う、自分で招いた事態だけれども、
冒頭にピンチを作り、主人公の邪魔をするキャラを
作ったのは良い点ですね。

あと、冒頭、絵を見ただけで夏休みの宿題を
やっていない、
やろうとしているけどわからなくてできない事が
ちゃんと絵で見てわかる説明が作れているので
これも良い点ですね。

主人公を邪魔しにくる男の子の登場は唐突でも
無駄ゴマを入れていないし、
どうして窓から入ってこれたのか
簡単な説明(隣の家)が入っているのも良いでしょう。

見開き左下の最後のコマに「アレ」も
しっかり入れているので良いでしょう。

※「アレ」とは少女マンガの作り方に書かれている
漫画の重要事項です。

大きな内容ではないけれど、読める漫画の形になってきた。
と言う所ですかね。

デビューまではこんなもんです。
この頃には毎月に近いペースで漫画が描けるまで
描く速度が上がっていたと思います。

描く速度、定期的に完成原稿を出すことができるかも
よく見られる項目ではあるので、
長いページ数を半年、1年かけて作って出すよりも、
15〜30ページの短いページ数を連続して出す方が
効果的な面はありますね。
雑誌は毎月、毎週出るものなのでね。

長いページでも定期的に描けるなら
良い傾向とは思います。
時間や労力は何倍もかかりますので
大変と思いますが
チャレンジするのは良いことですね。

1ページずつみるとこんな感じ

どうでも良い話ですけど、
ツーバイフォーの住宅を描くのが
好きでしたね。
ちなみにこの頃は全部手描きです。

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松元美智子 1996年少女漫画雑誌「ちゃお」デビュー/漫画家/イラストレーター/3DCGゲームアニメーター/書籍執筆/投資家/Python/UE5/最新刊「少女マンガの作り方」/Web「松元美智子クリエイティブブログ♡公式」で過去の漫画や制作に役立つ情報毎日投稿中/法政大学経済学部経済学科通信教育部生/メンタル心理カウンセラー

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