「完璧主義」をやめる
作品を作る上で「完璧」を創作の中心に持ってきていると描けなくなります。
創作の「完璧」は死ぬまでありません。
未来永劫創作を続けたとしても、これが私の最高傑作「完璧」はありません。
作れば作るほど、「こうしたい、ああしたい」が生まれるからです。
それを「成長」と呼ぶのですが、この成長も創作を続けないと生まれません。
創作する始まりの時にやめるべきことがあります。
「決定」をしないこと。
「目標を立てる」「いつ迄にやる」「作品のテーマを考える」「何を描くか決める」その他
決まりごとを設けて「よしやるぞ!」と意気込んでやればやるほど、集中力は奪われ、消耗するだけです。
真面目な方、完璧主義者ほど、この「決定」「決まりごと」を設けすぎて、それが叶わなかった時、必要以上に落ち込んで自滅していきます。
人間そんなに長時間集中はできません。
消耗した時は休まないと戻りません。
皆さんはロボットではないのです。
プロの方は完璧主義者ではありません。創作以外ははっきり言うと、最低です。
完璧じゃないことを認知しているから、
作り続けることができることでもあります。
創作以外のことはやらない、と言うくらい極端なことができるのです。
「人気」も「金」も気にしていないです。
自己創造以外はどうでも良いのです。
創作以外の全てをやめ、創作に没頭することが一番のプロへの近道ですが
それはできますか?
生活するためのお金を得る仕事を辞める。好きなことをやめる。友達、家族とも会わない。
「創作」以外を一切やめる。
おそらくできないと思います。
できなくても良いです。人間として、魅力的で、優しい、素敵な人ですから。
魅力的で、優しい、素敵な人が作る作品が、今後は必要になると思います。
これからの時代は「心」の時代です。
不良創作家の真似はしないで
安心して創作を続けてください。
完璧を捨てましょう。きっと描くのが楽になります。
まずやめることは「完璧」です。
楽に描ける状態を作ることが、描き続ける秘訣です。
松元美智子Twitter
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