Web版13歳のハローワークで村上龍が子供へ本当のことを容赦なく語るのがおもしろい

Web版13歳のハローワークで村上龍が子供へ本当のことを容赦なく語るのがおもしろい

この職業(小説家)に就きたい人へのメッセージに
村上さんはこう答えました。

「小説家になりたいんだけれども」という質問は、
誰かに「大丈夫だよ」と答えてもらいたい、
安心したいという甘えです。答えようがないです。
小説家になりたいなら、小説書けばいいじゃないですか。

村上龍最高ですね。

他にも小説家の魅力は?の質問に対しての回答。

小説家の魅力を他の人に言っても、よく伝わらないかもしれない。
どんな仕事にも大変な部分や充実感はあるけど、
つらさや面白さの一つ一つに反応して仕事をしているわけではない。
それ以外に生き方がなくて、自分は小説家に向いているから、ただ書いている。
でも、淡々と書いているからといって、
充実感がないわけではない。
だいたい、醍醐味や「これがすごい」を感じて仕事をしているうちは、
僕はまだアマチュアじゃないかと思う。

この職業(小説家)に就いた経緯の質問の回答。

会社員には向いてないと思っていたので、
「自分は何かで食べていかなくては」 という気持ちを
小さい頃から抱えていました。
希望や選択というより、生きてい くためには稼ぐことが必要だという考えです。
それで美大を選びましたが、どうも食べていけそうにない。
仕方がなくて、とにかく小説を書いたら芥川賞を受賞しました。
小説書きというのは、みんなそんな感じだと思うんですよね。

村上龍さんは小説家で
喋れる方ですから
短文明快の回答が見ていて気持ちが良いですね。

上記は文章のインタビューで
13歳が読む想定なので短いですが
短いながらも記憶に残る回答で
さすがと思いましたね。

◾️13歳のハローワーク 村上龍仕事白書インタビュー

https://www.13hw.com/work_con/m/m/i/1400

文章インタビュー以外にも
動画があります。
そちらではこの13歳のハローワークが
出版された後の話をしているのですが
本は賛否両論で、
Amazonレビューは厳しい意見もあったそうです。

村上さんはそれに対して
「13歳のハローワークのレビューの中には
何言ってんだこいつはって意見もいっぱいあった。
その気持ちはわからなくはないが、
これは子供に向けての本であって、
「みんながみんな好きな仕事につけるわけじゃない」
「仕事は辛いもの、一番必要なのはガマン」
なんて僕は子供には言いたくない。
僕は自分の家族や子供が嫌なことやっているのはすごく嫌。
ガマンして苦しそうにしてしているのはすごく嫌、
お金なんてそんなに儲けなくてもいいし、
偉くなってくれなくてもいいから
イキイキとしていて欲しいんです。
それをやっているのが楽しくてしょうがないという
子供達を見たいんです。
子供に対して、人生ってのはイキイキしたり
楽しいだけじゃないんだって
そんなことを子供に言うのは僕は嫌です。」

と語っていました。
この動画もWeb版13歳のハローワーク内に
あったのですがそれも感心しましたね。
村上さんの意見に私は賛成ですね。

動画は他にもいくつかありますが、
下記で見れます。


◾️13歳のハローワーク 村上龍仕事白書インタビュー 動画

https://www.13hw.com/ryu/comment.html

◾️13歳のハローワーク 公式サイト

https://www.13hw.com/home/index.html

◾️13歳のハローワーク 大型本

https://amzn.to/46YbGJO

◾️新装版 コインロッカー・ベイビーズ 村上龍 (講談社文庫) 文庫

https://amzn.to/47fepyd

最新情報をチェックしよう!
>松元美智子クリエイティブブログ💖公式

松元美智子クリエイティブブログ💖公式

松元美智子 1996年少女漫画雑誌「ちゃお」デビュー/漫画家/イラストレーター/3DCGゲームアニメーター/書籍執筆/投資家/Python/UE5/最新刊「少女マンガの作り方」/Web「松元美智子クリエイティブブログ♡公式」で過去の漫画や制作に役立つ情報毎日投稿中/法政大学経済学部経済学科通信教育部生/メンタル心理カウンセラー

CTR IMG