プロになったらできると思っていたけどできなかったアレできたらかっこいいんだよね

プロになったらできると思っていたけどできなかったアレできたらかっこいいんだよね

「アレ」というのは皆さんも知っていることなのですけど、
漫画家先生の講演会やセミナーなんかで
先生が入ってきたら最初に何するかというと
大体ホワイトボードにキャラクターの絵を描くという
パフォーマンスあるじゃないですか、アレのことなんですよ。

私はこれまでに何人かの先生がそれをやるのを見ていまして、
ホワイトボードって下書き出来なくて、
一発描きじゃないですか。
アレ見た時本当感動しましてね、
うまいなー、すごいなーって、
プロになったらあんなふうにキャラクターが
サラサラと描けるようになるんだって
投稿時代は思っていたのですよね。

でも私アレ、出来ないんですよね。
プロになったらできると思っていたのですけど
全然できなかった、今だにできない。
ラフでも下書き挟まないと描けないですよ。
だから下書き無しで描いちゃうのに憧れちゃいますね。

たまに今でも漫画家ということがバレると
子供さんなんかがキラキラした目で紙とペン持ってきて
「サインください!!」
って言ってきて、困ったなーって思うんですけど
流石に子供さんの声は断れないし、
漫画家の夢を壊してはいけないので
そういう時はがんばって汗だくで描きます。

さらっとかけたらいいなっていつも
思っていますが。。。

ところで、
一番最初に私が見た漫画家先生のホワイトボードキャラクター絵って
「釣りキチ三平」の矢口高雄先生の三平のキャラ絵でした。
漫画家先生の一発描きをするのをはじめて見たので、
もう息が止まるほど驚きましたよ。
その時の私は漫画を描き始めた頃で絵がど下手な時でしたので、
「プロになればこんなふうに一発描きでスラスラ描けるようになるのか」
って思ったのですよね。

この日は矢口先生の漫画教室みたいなのが行われたので参加したのですけど、
当時スマホもない時代で、ネットも今程便利に使えたわけではなく、
漫画の情報が本当に少なくて、
もっと漫画を描く情報が欲しいって思っていた時に、
何で見たのか忘れたのですけど、本か雑誌かで
矢口先生の漫画教室というのを目撃して即応募したのですよね。
確かハガキで応募したんじゃなかったかな、
時代を感じますね。

当時私は高校3年生で、静岡に住んでいまして、
バイトしたお金で新幹線のチケット買って
誰にも言わずに一人でこっそりと東京に行って、
矢口先生の漫画教室聞きに行ったのですよね。
私が一番最初に会った漫画家は矢口先生なんです。

その日はいろいろなお話をされましたけど
ホワイトボードのキャラ一発描きが衝撃だったので
それだけが今でも強烈に記憶に残っていまして、
定期的に思い出す事の一つですよね。
最近も頻繁に思い出していて、
あれ本当かっこよかったなーってTwitter見ていましたら、
11月20日、今日は矢口先生の命日でした。

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松元美智子 1996年少女漫画雑誌「ちゃお」デビュー/漫画家/イラストレーター/3DCGゲームアニメーター/書籍執筆/投資家/Python/UE5/最新刊「少女マンガの作り方」/Web「松元美智子クリエイティブブログ♡公式」で過去の漫画や制作に役立つ情報毎日投稿中/法政大学経済学部経済学科通信教育部生/メンタル心理カウンセラー

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