生誕100周年記念水木しげる妖怪百鬼夜行展に行ってきた

生誕100周年記念水木しげる妖怪百鬼夜行展に行ってきた

先生の描かれた妖怪画1000点の中から100点を展示。
江戸時代の先生の妖怪本蔵書群は貴重です。
私の好きな妖怪はぬりかべです。

水木先生の原画展はこれまで見たことがなくて
近くで展覧会があったら行きたいなと思っていたのですが
ようやく巡り会えました。

迫力のある妖怪百鬼夜行の壁広告。
なんとなくお化け屋敷に入るっぽい感ありますね。笑

展示会内部は原画保護のため撮影禁止、
薄暗い照明の中を閲覧するのですが
作品が妖怪なだけに
薄暗さが雰囲気が出ていてよかったです。

一部ARコーナーがあり
そこは撮影できました。

アプリをダウンロードして
カメラを指定の場所に向けると妖怪たちが出てきます。
こちらはいったんもめんです。

撮影場所の最後にあったぬりかべ像だけは
撮影OKでした。
他にも妖怪の像があり
どれもクオリティーがすごいです。
ぬりかべって消しゴムとかこんにゃくみたいですよね。

今回原画100が展示されているのですが
1枚絵の妖怪が大多数を占めていて
他に、水木プロの社名入り原稿用紙に描かれた
鬼太郎の漫画の原稿や
ラフスケッチもありました。

鬼太郎は私はアニメから入ったのですが
小さい頃にとても好きで
夏休みになると再放送もよくされていたので
たくさんの妖怪たちを覚えました。
今回の原画で知っている妖怪たちと
再び出会えたのも嬉しかったですね。

原画はどれも大変素晴らしく
一枚一枚の細かな描写は
超絶技巧というか、うますぎて、
どうやって描いているのか不思議に思うくらいです。

先生の蔵書もたくさん展示されているのですが、
江戸時代の妖怪本で美術館に置かれるような
貴重な本ばかりでびっくりしました。
江戸時代の妖怪本が見れることもないので
良かったですね。

江戸時代ではあれが普通の一般的な
本だったと思うのですが
時代が経つと価値のある美術書という感じでしたね。

妖怪の歴史が奈良時代あたりから現代までを
紹介しており、
小泉八雲さんとか鳥山石燕とかいるのですが
これ全部水木先生の前世なんじゃないかって
感じにも見えましたよ。

生前の先生のインタビュー映像も展示会内で
流れていたのですが、
たまたま先生の創作について語られていたのですよ。
先生は「作るというよりも、降りてくるものを掴む・・・」
というようなことを表現されていたのですね。

それを聞いてハッとしまして、
確かに、「作る」とどういうわけか
うまくいかないというか、
不評というか、そういうものしかできないことが多いのですよ。

一方で、作品が商業的にもうまくいくときというのは
得体の知れないものに導かれていくような
頭で考える作った作品とは違ったものだという
明確な違いがあるという認識はありますね。
水木先生のインタビューに触れて
改めてとても納得しました。

グッズコーナーも大変充実しております!
ポストカードの種類が豊富なので
見ているだけで楽しいですし
水木先生の妖怪たちが印刷されたバッグやハンカチやTシャツや
カップなどどれもこれも可愛くて
アミューズメントパークにいるみたいでした。

私の好きなぬりかべがいたので買いました。
目がたまらなく可愛いですよね。
またぎの驚き表現も微笑ましくて
鉄砲放り投げて「ひゃーっ」っていっているような
表現がニヤニヤしてしまいます。

それにしても後ろの背景の木漏れ日が当たる木の描き方凄すぎです。

水木先生の自伝本もありましたので買いました。
本は他にも鬼太郎シリーズや
絵本や昭和史シリーズなどたくさんありました。

さらに百鬼夜行の展示期間中は
会場のSOGO横浜10階の「イー・エー・グラン」で
鬼太郎お食事メニューが振舞われています。
数量限定っぽいので
食べたい方は午前中とかに行くと良いですよ。
私は午後に展示会に行ったのですが、すでに売り切れでした。

こちらは会場で配っていたチラシです。

生誕100周年記念水木しげる妖怪百鬼夜行~お化けたちはこうして生まれた~展 概要

  • ■会期 2024年1月20日(土)~3月10日(日)[会期中無休]
  • ■会場 SOGO横浜 6階=そごう美術館
         そごう横浜店 郵便番号220-8510 神奈川県横浜市西区高島2-18-1
         最寄駅 横浜駅
  • ■開館時間 午前10時~午後8時(入館は閉館の30分前まで)
    ※そごう横浜店の営業時間に準じ、変更になる場合がございます。


 事前予約不要 
■入館料
 一般 1,600(1,400)円
 大学・高校生 1,400(1,200)円
 中学生以下無料

妖怪画約100点が勢ぞろい
~百鬼夜行の妖怪たち~
妖怪画の具体的な3つの創作手法を初めて紹介
~「絵師たちからの継承」「様々な資料から創作」「文字情報から創作」~
水木しげるの蔵書で辿る妖怪文化の歴史
~江戸時代の絵師・鳥山石燕『画図百鬼夜行』、昭和初期の民俗学者・柳田國男『妖怪談義』ほか~

◾️水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 ~お化けたちはこうして生まれた~
そごう横浜店 公式


https://www.sogo-seibu.jp/yokohama/topics/page/sogo-museum-hyakkiyakou.html

下記、そごう美術館で
妖怪 百鬼夜行展オリジナル「妖怪カード12種コンプリートセット」プレゼント
やってます。

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松元美智子 1996年少女漫画雑誌「ちゃお」デビュー/漫画家/イラストレーター/3DCGゲームアニメーター/書籍執筆/投資家/Python/UE5/最新刊「少女マンガの作り方」/Web「松元美智子クリエイティブブログ♡公式」で過去の漫画や制作に役立つ情報毎日投稿中/法政大学経済学部経済学科通信教育部生/メンタル心理カウンセラー

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