グスタボ・メルカドさんの表現力豊かなシネマティックショットの創り方講義を視聴

グスタボ・メルカドさんの表現力豊かなシネマティックショットの創り方講義を視聴

「Filmmaker’s Eye映画のシーンに学ぶ構図と撮影術:原則とその破り方」の著者の方です。
今回解説を視聴してそうだったのかと理解できたところもありとても良かったです。

映画やゲームの動画作っている方は
この本持っている方も多いと思います。
私も持っているのですが、
「Filmmaker’s Eye」のシリーズは理解が難しいところもあったので
今回、著者のグスタボ・メルカドさんが日本で講義を行うと知り、
こんな機会はないと思い受講しました。

この本を読んだとき、理解ができなかった部分が多々あったので、
講義で解説を聞いて果たして理解できるかどうか。
そして、グスタボさんは外国の方で、
講義は日本語通訳付きとのことだったのですけど
通訳の方がどこまでの通訳レベルの方なのかわかりませんでしたから、
自分が通訳の方の話が理解できるかとか、
通訳の方が専門的な部分の話し方によっては
意味がわからなくなったりしないかなど多少疑問を持ちながら
講義を受けたのですね。

講義が始まるとそんな疑問はすぐに解消しまして、
通訳の方が日本人の方ですか・というほど流暢な方でびっくりしました。
しかも専門的なことも何の問題もなく流暢に通訳して、
グスタボさんの説明もわかりやすかったと思いますが、
聞いて理解がどんどんできたので安心して講義を受けました。

中身の全てを話すことは難しいですが、
この本は販売しているので、本を購入して
読んでみることが良いと思います。
有名な映画を題材にしているので、
とっつきやすいと思います。

本の中身は、映画のカメラ構図や撮影術、構図のルール、
視覚的な説得力の付け方など、専門的なことです。

映画以外にも、漫画やアニメや小説、他にも料理でも車を作る時なども、
その分野のルールや技術、技法みたいなものが存在してい流ものです。
見ている側は知らなくても、作り手は知っておくと良いルールや技法ですね。

その世界特有のルールや技法はその世界に携わっていたら
自ら学び、学びを深めていくと思いますが、
学ぶとその技法を取り入れた作品を作ると思います。
普通に多くの方がやることと思いますが、
今回の講義でグスタボさんが映画のカメラのルールや技法について
解説した中で印象的だったお話があります。

それは、
「映画のカメラも、ルールや技法は存在しているし、
どの作品もルールや技法を使っているけれど、
ルールや技法を使用したからといって、
必ずしも教科書通りの意味ではないこともある。
明確なルールはない。」

ということです。

確かに、映画を見ると、
こういうシーンはこのカメラをつけるという
機械のように全部同じルールや技法のカメラがつけられている。
というわけではないですよね。

キャラだってストーリーだって、全ての映画で違いますし、
その違いによって教科書に載っている、
Bという技法のカメラを使っているけれど
教科書通りではなく、多少変えてつけているものですよね。

アレンジとか、作り手のオリジナル性でもあると思いますが、
プロの作る作品はそういうものでもあると思います。

こういうシーンの時は教科書に書かれている技法は使うけれど、
全く同じではなく、多少変えている。変えているけど、
技法の中のカテゴリーは教科書通りの同じカテゴリーのところに入る。

だから、習った通り、あの作品と同じ技法をそのまま使っても
必ずしも自分の作った作品とあの作品が
同じ意味として受け取ってもらえるものでもないし、
ルールや技法を使えば、
必ず素晴らしい作品になるわけでもないということですね。

グスタボさんの講義で他にも、
「ストーリーに合ったカメラ、
キャラの心情やそのシーンで伝えたいことなどに
合ったカメラを選ぶこと。
また、ストーリーの全体を見てカメラを選ぶこと。」
という点は、ルールや技術に縛ららそうになった際には
思い出したいところだなと思いました。

ちょっと技術や技法を学んだ作品にありがちですけど
その技術を用いたばかりに
そこだけカメラが浮いているシーンになってしまうというのは
あるあるですね。

漫画やイラストも同様に、
何かを参考にしたり、学んだ技術力を自己作品にただ反映させた場合は
わかりますね。浮いている。

ルールや技術、技法をたくさん学んで知るのは良いけど、
そこで止まってはいけない、
学んだものを自己作品で活かす方法を加えるのも
忘れてはいけないということですね。

また、教科書通りの技術やルールに縛られてしまうことは
映画作りの全体の一部しか見えていないことで、
ルールや技法よりも、
作品の物語やストーリーの方が重要、
という点も付け加えておきたいです。

グスタボ・メルカドさんの著書は下記で購入できます。

◾️filmmaker’s eye 第2版 単行本 グスタボ・メルカド (著)

https://amzn.to/42N9weP

◾️filmmaker’s eye : レンズの言語 映画に学ぶ画作りとストーリーの伝え方 大型本 グスタボ・メルカド (著)

https://amzn.to/3T2MAoQ

今回、グスタボ・メルカドさんの
「表現力豊かなシネマティックショットの創り方」の講義は
CG・WORLDさん主催です。
とても良い講義がたくさんあります。
この講義は後日アーカイブ購入ができるので
ご興味ある方はご購入してみてください。
アーカイブ視聴料金は12000円です。

◾️CG・WORLD 「表現力豊かなシネマティックショットの創り方」

https://tutorials.cgworld.jp/con/1830https://tutorials.cgworld.jp/con/1830

グスタボさんの他の講義が今後もあると良いです。

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松元美智子 1996年少女漫画雑誌「ちゃお」デビュー/漫画家/イラストレーター/3DCGゲームアニメーター/書籍執筆/投資家/Python/UE5/最新刊「少女マンガの作り方」/Web「松元美智子クリエイティブブログ♡公式」で過去の漫画や制作に役立つ情報毎日投稿中/法政大学経済学部経済学科通信教育部生/メンタル心理カウンセラー

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