高橋真琴個展春色の夢花と少女のファンタジーに行ってきた

高橋真琴個展春色の夢花と少女のファンタジーに行ってきた

東京有明のARTSPACE SKY GALLERYで開催されている
高橋真琴先生の個展
これまでの作品がたくさんお披露目されています。
キャラクターの表情の豊かさ、美しさ、花や衣装デザイン、
細部の細部まで描き込まれた手描き表現、
70周年を超えた現在でもその技法は変わらず、
感動いたしました。

下記の「乙女スタイル」という本を購入いたしましたが
高橋先生が一つひとつの作品を作るに
どのような考え、信念を持って挑んでいるかについて
書かれておりまして、中でも
女の子を描き、誌面に掲載されるにあたり、子供や親御さんが見て、
不自然に感じないかということも考えながら描いているというお話は、
異性を描くことについて、配慮や誠実さが欠けてはいけないと感じました。

そのほかに、世界各国の衣装をデザインする際には、
その国の資料を集め読み込み、誰が、誰のために
どのようにして服を作るのかも把握して
デザインしているそうです。

女の子キャラクターの特徴である
ほほや指先、ひじやかかとに赤色をさす技法は
今でも受け継がれ、多くの方が取り入れており、
私もこの技法を好んで使っています。
高橋先生の描く女の子の細くて長い繊細なピンク色の指先は
特に目をひく部位で、
描かれる女の子の性格が現れている箇所とも思います。
キャラクターの仕草には性格が出るのですが、
指先は性格がとても反映される部位ですので、
指先の動作を積極的に描くようにすると、
キャラの魅力が倍増して伝わりやすいと思います。

本の中には少し変わったエピソードもあり、
以前、ある女性が、
高橋先生の描く女の子の髪型と同じようにしてくれと
美容師に注文したというお話がありました。
美容師さんは、それは無理ですと断ったそうですが、
この髪型にしてほしいと思う気持ちはわかりますね。
とても魅力的で可愛くて個性的で素敵です。

高橋先生の描く花も特徴的なのですが、
先生は花を描く勉強をするために
毎年庭に違う花を植え
花が咲いて散るまでを
観察をしてスケッチしたそうです。
1年観察するとイメージで描けるようになると
解説しているのですが、
その徹底的な習得力には息が止まるほど驚きました。
現物をちゃんと見て描くことも
忘れてはいけませんね。

高橋真琴先生の個展は4月9日日曜日まで開催。
原画、グッズの販売もあります。

会期:2023年3月28日㈫ ~ 4月9日㈰
会場:ARTSPACE SKY GALLERY
住所:東京都江東区有明3-7-26 有明フロンティアビルBタワー11階
営業時間 : 12:00 – 18:00

有明フロンティアビルBタワー11階ART SPACE SKY GALLERYまでの道順
こちら画像付きでわかりやすいです。
https://www.artgallery.co.jp/access/

■高橋真琴公式Webサイト
https://www.macoto-garou.net/index.html








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松元美智子 1996年少女漫画雑誌「ちゃお」デビュー/漫画家/イラストレーター/3DCGゲームアニメーター/書籍執筆/投資家/Python/UE5/最新刊「少女マンガの作り方」/Web「松元美智子クリエイティブブログ♡公式」で過去の漫画や制作に役立つ情報毎日投稿中/法政大学経済学部経済学科通信教育部生/メンタル心理カウンセラー

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