急性心筋梗塞で生還した中年と老人の本
偶然双方の本を目にしたが
中年は急死に一生を得たと現代医療の素晴らしさを強調し、
老人は死にそこなったと医療の進歩で簡単に死ねなくなったともらす。
どちらも納得。
最初手にしたのは中年の方の本で
体験談をもとに急性心筋梗塞についてのことや
リハビリや予防などについて詳しく書かれていて、
読んで素晴らしいと思い私も健康に気をつけ
健康診断や人間ドッグを大事にしよう、
何かあれば病院に行こう、
そしてこの本についてもブログで書こうかなと思ったのですよ。
そこに偶然同じ病気で生還した老人の体験を見て、
中年の方の本についてを書くブログをやめたのですね。
老人の方の方は
昔は医療が今のように進歩していなかったから
もっと簡単に死ねた、
今の医学は生かそうとすることをよしとしているから
生かそうとするプロセスが苦しみを生んでいる。
昔の方が静かに穏やかに死ねたと思う。
自然に臨終を迎えるのが一番。
というようなことを言っていて、
そうだなと納得しましたね。
双方の話を読んで、
病気について、現代医療について、
日々の自分の体との向き合い方や
生死感については、
人間一人一人思うことは違うので
私がしようとした行い、
自分が良かったからと熱弁したり
自分以外の人へ進めるのは
良いことでもなく、
自己の押し売りと同じことなのかなとも
思えてきましたね。
多くの患者の本音も知らずに見て聞いた一つの話だけを
押すのは違うかなと、そう思います。
偶然とはいえ同じ病気の年齢層の違う方の本に触れて
一瞬で変わった自分の考えに、
今思っていること、良いと思うこと当たり前と信じていることは
必ずしも正解では無いという視点は
自分で覚えておきたいなと思いました。
私は心筋梗塞でも重要な病気の気配があるとかでもなんでもなく
ただ色々と本を本でいてたまたま違う人の書く同じテーマに
出会っただけなので病気ではありません。ご安心ください。