過去の話のシーンはキャラごとにカメラの色を変える

過去の話のシーンはキャラごとにカメラの色を変える

昔のキャメラマンの手記を読んでいた際に
出てきた話なのですが驚きましたね。
今現在の話ではない時代の話に移動して表現をする際に
変わった事の違いを出す方法の一つとして
カメラの色を変える事がありますが
キャラごとに変えるまではやったことがなかったので
感心しちゃいましたね。

そこまでやるんだーという
手の掛け方、思考がすごいなと思います。

キャラごとに色を変えると言っても
赤、青、黄みたいにはっきりとした色を変えるのではないく
はっきりとした違いはキャメラマン達にしか
わからないんじゃないかというくらい
全編通して馴染んでいるので
素人目には言われないと気が付かなかった
という感じです。

試す機会があれば実験してみたいなと思いましたね。

こういう言われて初めて気がつくけど
言われてみてみたら気がつく手法って
色々あるんだなーと、本当勉強になりますね。

余談ですけど
漫画の場合の過去の描き方は
わかりやすくて
内枠の周りを黒ベタにして
内枠の絵が入っている全体にトーンを貼る。
大体スクリーントーンの61番あたりが
貼られているんじゃないですかね。

↓ザッとよくあるシュチュエーションのイメージを
描いてますけどこんな感じ
みたことあると思います。

過去の話に入る時に
大体コマの中を横切るラインが2本くらい
描かれています。
こういった時間が巻き戻ったんだなー
という合図が描かれている事は
多いんじゃないかと思います。
現在に戻る出口も同じラインで表現する場合もあれば
違う時もありますね。

別の表現方法は
黒から白に変化する中間が表現できれば
なんでも良いですね。入口も同じですね。
少女マンガは結構表現の幅は広いですね。

枠線が2重になっている過去の表現も
昔の漫画でみた事あります。
ちょっとゴージャスになるので
普通の学園物語よりは
お姫様とか王子様なんかが出てくる系の
ゴージャスな絵の方が合うんじゃないかと
思いますね。

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松元美智子 1996年少女漫画雑誌「ちゃお」デビュー/漫画家/イラストレーター/3DCGゲームアニメーター/書籍執筆/投資家/Python/UE5/最新刊「少女マンガの作り方」/Web「松元美智子クリエイティブブログ♡公式」で過去の漫画や制作に役立つ情報毎日投稿中/法政大学経済学部経済学科通信教育部生/メンタル心理カウンセラー

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