各金融機関と全銀システムの間は結構複雑だった

各金融機関と全銀システムの間は結構複雑だった

全銀が全銀システム解説しているWebページあるのですが
各銀行、全銀も使っている言語がそれぞれ違うの驚いた。
セキュリティーのためとはいえ
細かいことやっているのですね。

全銀システムは全ての銀行、金融機関と繋がっているのですが、
データ処理方法の解説が下記。

A銀行から他行のB銀行へ振込の場合、
A銀行から全銀システムへ、振込データ(氏名や金額などが記載された為替通知)が送られる。
為替通知はそれぞれの銀行で使われているデータの通信手順が違っている。
銀行ごとに異なった言語が使われている。

異なった言語を処理するため、
各銀行と全銀システムの間に中継コンピュータが設置されており、
異なった言語を全銀システム用のデータに変換して
全銀システムで処理できるようにする。

全銀システムでチェックしクリアした為替通知は
B銀行へ送られるが、
全銀システムからB銀行の間にも中継コンピュータが設置されていて
再びその銀行の企画に沿ったデータに変換、
B銀行のホストコンピュータでチェックして入金処理。
(引用:金融システムの礎 全銀システム)

全銀システムでは、安全性・信頼性を確保するために、
すべての面で二重化が図られています。
全銀センターは、東京・大阪の2か所に設置され、
各センターのコンピュータはマルチホスト構成とし、
加盟金融機関には中継コンピュータを2セット以上設置しています。
また、基幹網およびバックアップ網を備え、
それぞれを結んでいます。
なお、全銀センターと中継コンピュータの間は暗号化され、
通信が行われています。

全銀センターには、ホストコンピュータが
東京・大阪センターに3セットずつ設置されており、
各センターを並行運転しています。

現在の全銀システムは2019年11月に稼動した第7次全銀システム。
下記pdfに詳しい中身が見れます。

◾️全国銀行ネデータ通信システム(全銀)

http://chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.zengin-net.jp/zengin_system/pdf/pamphlet_j.pdf

↑上記pdfは更新の可能性あるので、見れなくなった場合は
下記全銀Web見てください。

https://www.zengin-net.jp/zengin_system/

全銀システムは全銀が自社で抱えているそうですが
システムは、

・オンプレミス(on-premises)
・メインフレーム
・COBOL(コボル)
が採用されている。

オンプレミスとは、
自社が管理する設備内に情報システムを設置し、運用すること。

メインフレームとは、
企業などの巨大な組織の基幹情報システムなどに使用される大型コンピュータのこと。

COBOL(コボル)
1959年に開発されたプログラミング言語。
金融系メインフレームなどで広く用いられていますが、
基本設計が古く、近年では新たに採用されることが少なくなっている。
代わりに採用されるのがPython。

この3つが超古いらしく、
COBOLは私も初めて聞きましたが
年齢層が上の人たちの世代が全盛期の言語らしく
扱っている人はおそらく50代とかもう定年退職しているとかで
若手で扱える人が少ないらしいです。
今後この全銀システムで何かあればますます
大変になるだろうということですが、
こういうシステムの古さをそのまま使っているというのは
日本で多そうなので
全銀以外でも今後こういう問題いっぱい出てきそうですね。

全銀Webで全銀システムについて動画で紹介されているのでどうぞ。

1:内国為替制度とは(02:41~)
2:全銀システムとは(06:16~)
3:資金清算の仕組み(09:04~)
4:大口内国為替取引(14:18~)
5:全銀システムの概要とセキュリティ(15:54~)
6:進化する全銀システム(17:49~)

◾️全銀システムとは(全銀ネット)

https://www.zengin-net.jp/zengin_system/

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松元美智子 1996年少女漫画雑誌「ちゃお」デビュー/漫画家/イラストレーター/3DCGゲームアニメーター/書籍執筆/投資家/Python/UE5/最新刊「少女マンガの作り方」/Web「松元美智子クリエイティブブログ♡公式」で過去の漫画や制作に役立つ情報毎日投稿中/法政大学経済学部経済学科通信教育部生/メンタル心理カウンセラー

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