パーフェクト・カモフラージュ展

パーフェクト・カモフラージュ展

反抗と言うけどただ自分の意思を伝えているだけなのに
反抗と捉えた側が問題と定義し複雑化させただけでは?と
アンディ・ウォーホルの作品を見て思った。

映画、理由なき反抗の公開は1955年、昭和33年。
第二次世界大戦後、男は仕事をしてお金を稼ぎ家族を支える、
女は家庭や育児に専念するのが近代的家族間、
男女の理想的家族像であるという観念を
植え付けられた時代でしたね。今ではその家族像は崩壊してますが。

社会全体で理想を追いかけていたから自己が隠れてしまっていたのですね。
自分の意思が自分以外の人に
わかってもらえない中で生きるのは苦しい時代ですね。

現在では社会が個人を見つけ、個人には意思があることがわかり、
人と人との対立も少なくなり、
自分以外の人の意思を聞き入れる人が多くなったのではないでしょうか。

アンディ・ウォーホルは教科書やネットでは見たことあるので
知っていましたが、実物を見るのは初めてです。
※ワタリウム美術館は館内撮影OKです。

下記は本当、アメリカっぽいなと思います。

この展示会は
「パーフェクト・カモフラージュ展 私はアートになりたい」といいまして、
東京外苑前駅近くのワタリウム美術館で開催されています。

アンディ・ウォーホルを中心に11名とゲストアーティストの
作品が展示されています。

カモフラージュとは、自分の存在を隠し、周囲に溶け込むこと。
カモフラージュとは、生存本能である。
雑踏に、自然に、一日中、世界中で、
たくさんのコト、モノ、ココロで溢れそうなとき、
自分の身を隠そうと、私たちは日常の中にカモフラージュしていく。

引用:「パーフェクト・カモフラージュ展 私はアートになりたい」

私は周囲に溶け込んで目立たないような生活を好むのですが、
日々、カモフラージュして生きているのですね。
日常生活で目立たないってものすごく楽なのですよ。
なのでこの展覧会はとても心地が良かったですね。

少し面白いアートもありまして
小さな小屋にいろんなものが置かれているのですね。
こういった空間もとても落ち着きを感じます。
浦沢先生や手塚先生、藤沢先生の漫画本もありました。

小さな小屋のはじごで登った2階には
不思議な動画が流れていて
日用品が歩いてました。
こう言うのもぼーっとなって見てしまいますね。

虹。かわいいです。

出産で一年間家にこもっていた女性アーティストのリン・ティエンミャオさんが
食器や日常品に白い糸をびっしりと巻き付けた作品が印象的でした。
「本来の機能を失い、新しい可能性へと解放する願いのよう、
また、繭を連想させ、再生や誕生も想起させる。」
と説明に書かれており、妊婦さんでアーティストの心情や感覚に触れたような気がしました。

おしゃれカフェあります。

大好きな横尾忠則さんじゃないですか。
ポスターが見れたのはラッキーでした。

下記チラシです。

<概要>

「パーフェクト・カモフラージュ展 私はアートになりたい」展

会期:2024年2月4日[日]→ 5月6日[月・祝]
休館日:月曜日(2/12、4/29、5/6は開館)
開館時間:11時より19時まで
入場料:大人 1,200円 / 大人ペア 2,000円 /
    学生(25歳以下)・高校生・70歳以上の方・身体障害者手帳、療育手帳、
    精神障害者保健福祉手帳お持ちの方、および介助者(1名様まで) 1,000円 /
    小・中学生 500円

主催 / 会場:ワタリウム美術館

場所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6
   TEL 03-3402-3001
   地下鉄東京メトロ銀座線「外苑前駅」3出口より徒歩7分
   東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」A2出口より徒歩9分

◾️ワタリウム美術館

http://www.watarium.co.jp/


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松元美智子 1996年少女漫画雑誌「ちゃお」デビュー/漫画家/イラストレーター/3DCGゲームアニメーター/書籍執筆/投資家/Python/UE5/最新刊「少女マンガの作り方」/Web「松元美智子クリエイティブブログ♡公式」で過去の漫画や制作に役立つ情報毎日投稿中/法政大学経済学部経済学科通信教育部生/メンタル心理カウンセラー

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