プレステゲームの効果音職人の想像力の凄さ

プレステゲームの効果音職人の想像力の凄さ

様々な道具を使い動作音を作る職人が
顔が見えない女性が歩くシーンの
ラブコメとサスペンスバージョンを作り
比べてみると本当にそう見える。
効果音の心理影響って絶大なんですね。

効果音職人のジョアンナ・ファンさんは
ガラクタの山のようにも見える様々なアイテムが溢れるプレステの効果音スタジオで
「ゴッド・オブ・ウォー」などのプレステゲームに効果音をつける仕事をしています。
クラシック音楽を習っており
1日13時間は効果音のことを考えているのだそうです。

メイキング動画の中では
他にも武器を置くシーンや
戦闘シーンの音を作って合成し
映像に合わせて見せてくれるのですが
複雑な音を一つ一つ作り出すのもすごい能力ですけど
効果音が人間の想像力にどう作用するかを追求している点が素晴らしいです。
リアルではそんな音はしないけれど
効果的に嘘の音をつける方が人の心理をより動かすというところに
ハッとしましたね。

それは、剣を抜くシーンで使われるような
「シャキーン!」という音がそれなのですけど、
本物の剣だと構造が違うので効果音のような音は出ない。
しかし、
映像の中の剣の音ってもう「シャキーン!」て効果音を入れないと
物足りない感じに思うのですよ。
「シャキーン!」て音がしなかったら違和感すら感じるくらい。
嘘の音なのにそんな心理を植え付けられてしまっていたのかと思うと、
効果音職人さんの音の演出力ってすごいんだなと感心しました。

これだけデジタルが普及している現在、
効果音はもう既存の音源でつけていると思いました。

ジョアンナ・ファンさんは、
「将来機械学習で効果音を作る時代は来るけれど、
人が作るシンプルで美しい音は
なくてはならない。」
とおっしゃっています。
ジョアンナさんの作る音を聞いたら、
これからもぜひジョアンナさんに効果音作って欲しいと
思いましたね。

素晴らしい仕事を見ました。

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松元美智子 1996年少女漫画雑誌「ちゃお」デビュー/漫画家/イラストレーター/3DCGゲームアニメーター/書籍執筆/投資家/Python/UE5/最新刊「少女マンガの作り方」/Web「松元美智子クリエイティブブログ♡公式」で過去の漫画や制作に役立つ情報毎日投稿中/法政大学経済学部経済学科通信教育部生/メンタル心理カウンセラー

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